今からさかのぼること20年前、クレンジングはクリームタイプが主流だった時代に「メイク(オイル)の汚れはオイルで制す」として登場したファンケルの「マイルドクレンジング オイル」。
以来、ボトルデザインや処方の変更など進化を続け、今年9月の段階で総売上本数は6800万本超え(!)と不動の人気を誇っています。ボトルをつないだら東京からニューヨークに到達する長さに、積み上げるとエベレストを約628回も往復する高さになるというのですから、ものすごい量ですよね。
そしてこの11月、「マイルドクレンジング オイル」がさらに進化して登場です!
今回のリニューアル技術について、説明してくださったのはファンケル 化粧品研究所の三譯(みわけ)秀樹さん。
「今までに4回のリニューアルを重ね、パワーアップしてきました。ここからどのように改良していくのか、そのポイントを探すことも大変苦労しました」
何と、製品が完成するまで二千回以上も試作を繰り返したんですって。その熱き情熱には、感謝しかありませんよね。
角栓は「エイジングの素」であると発見!
今回のリニューアルで着目したのは、ファンケルの調査で肌悩みトップ5に入っていた「毛穴」。クレンジングに毛穴ケアの効果を求めている声も多いことから、毛穴の黒ずみや開きの原因となる「角栓」についての研究が始まったのだそう。
角栓は、毛穴から出た皮脂と肌表面の古くなった角層が混ざり合ったもの。脂性肌の人が詰まりやすいと思いがちですが、乾燥肌でも、皮脂分泌が減少する年齢を重ねた肌でも角栓はあります。
皮膚の組成を徹底的に研究した結果、角栓に含まれる「脂肪酸」が細胞ダメージや肌の炎症を引き起こし、エイジングを加速してしまうことがわかったそうです。
その特徴から、角栓を3つに分類。まず1つめが「頑固角栓」。皮脂内に脂肪酸が多いと角栓が固くなるため、落ちにくい状態に。落ちないと毛穴が詰まってしまい、さらに脂肪酸が蓄積することに。そんな悪循環を繰り返すのがこの角栓です。まさに頑固で手強い角栓ですよね。
発表会では、皮膚pHチェッカーを使って脂肪酸が多い皮脂=「頑固角栓」になり得る皮脂かをチェックすることができました。
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皮膚pHチェッカーを鼻に貼り、しばし放置。剥がしてみると、赤いポツポツがいっぱい! あきらかに脂肪酸が多い皮脂でした。乾燥しがちな肌なのですが、脂肪酸はゴシゴシ洗うなど肌にストレスをかけることでも増えてしまうそう。「この黒ずみが気になる〜」と一生懸命洗っていたのが、逆効果になっていたんですね。トホホ。
2つめの角栓は、私たちOurAge世代に深く関係している「居残り角栓」です。たるんだ毛穴の奥には角栓が残り、目立ちやすいのだそう。「ああ、この頬の毛穴のこと…?」と鏡を見ながらガッカリした人もいるのでは?
最後の3つめが、「隠れ角栓」です。乾燥肌なら角栓はないと思われがちですが、紫外線マイクロスコープ写真で肌表面を写してみると、脂肪酸が多く存在していることが認識できるそう。これも実際に自分の頬を撮影していただきました。残念ながら、隠れ角栓もちらほら発見です。う〜む、洗顔方法が間違ってる!?
発表会では、著名人や芸能人からも絶大な信頼を得ているカリスマエステティシャン、高橋ミカさんからのコメントがビデオで紹介されました。
素肌の状態は日々のケアで差が出るもので、大切なのはクレンジング、と高橋さん。肌トラブルがない人はクレンジングの選び方が上手なんだそうです。「角栓を落としきれていない人の肌は、ごわつきや乾燥が進行しがち。ほうれい線も目立つようになってしまいます。うるおいをキープしつつ、肌の汚れはその日のうちに落としましょう」
会場には、発売20周年を祝うバースデーケーキに見立てたディスプレイもありました。20年も愛され続け、さらに進化し続けているってスゴイですよね。
11月17日(金)リニューアル発売
「マイルドクレンジング オイル」1,700円(税別)
毛穴に詰まった角栓を溶かし出す「毛穴つるすべオイル」を新採用。落ちにくいメイクにも素早くなじんでスッキリ洗い流せる「するんとオフオイルα」、肌本来のうるおいを守りながら洗い上げて乾燥による小ジワを目立たなくする「うるおいキープ処方」は従来品よりパワーアップしています。
早速、頑固角栓、隠れ角栓とも多かった肌に使い始めましたよ! 洗い方ではなく、クレンジングの選び方に問題があったのかも♪と自分の素肌を見ながらにんまりしています。