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マスク生活でたるんだ顔をリフトアップ!とるべき栄養と効果的な顔筋エクササイズとは?

「新しい生活様式」を明るく前向きに送るための、読んでトクする連載。今回は、マスクを外す日が増えてきた最近、気になるお顔のリフトアップ術についてです!

新型コロナの5類移行を受け、マスクを外す機会が増えてきましたね。うれしい半面、いざマスクを外すとなると、しわやたるみ、むくみが気になってマスクを外すのがためらわれる人はいませんか? 実はマスク生活を続けることで、顔の老化が進んでしまう人もいるのだとか!

 

マスク生活で老化が進む原因とその対策について、歯科医の宝田恭子先生に教えていただきました!

顔面たるみ

◆顔のしわ・たるみ・むくみは40代から始まっている!?

 

顔の老化が進むのは、大きく2つの原因がある、と宝田先生は話します。その理由を見ていきましょう。

 

顔老けの原因① 骨の老化

 

40~50代は骨粗しょう症予防が気になるところ。実は骨密度の低下が一番現れるのが、「顔面骨」なのだとか。

 

顔面骨と腰椎の密度を比較したアメリカの研究によると、顔面骨の骨密度減少率が腰椎よりも10%も大きいそう。また、骨密度が低下し始める年齢も、腰椎は61歳なのに対し、顔面骨は早ければ41歳で低下し始めることが報告されています。

 

顔の骨が縮んでしまうことで、骨に乗っていた筋肉までもが下がってしまい、老け顔になってしまうそう!

 

顔面骨の変化

 

顔老けの原因② 表情筋の老化

 

顔の老化が進む2つ目の原因は、「表情筋」の衰え。ここ数年のマスク生活で、会話や笑顔が減って顔の筋肉を使わなかったり、無意識に口呼吸をしていたという人もいるのではないでしょうか。

 

マスクによる口呼吸が続くと、口角が下がって口が「への字」になってしまいがち。広頚筋という表情筋は、口角を下方に下げるという作用があり、また、脂肪をサポートしている筋肉でもあります。衰えると「フェイスライン」「マリオネットライン」、首のしわの原因にも!

 

マスク老けの変化

 

また口呼吸をすると、口を閉じるのに使われる筋肉をはじめ口周りの表情筋の衰えにつながります。すると、口内の乾燥や顔のむくみも引き起こしてしまいます。

 

マスクなしで過ごしていたもとの生活に戻るために、骨を強化する栄養素をとることと、表情筋を鍛えるエクササイズをすることを中心に、さっそくケアを始めていきましょう!

◆隙間時間でできるエクササイズで顔筋をリフトアップ!

 

たるんで見える「フェイスライン」「マリオネットライン」は、広頚筋のゆるみ。また、「ほうれい線」が深くなってしまう原因は、頬骨から上唇までのびている「大頬骨筋」と「小頬骨筋」のゆるみ。この筋肉に刺激を与えて血流を流すことで、筋肉に張りが出てしわやたるみ、むくみの改善につながります。

 

宝田式顔筋リフトアップ術①「天使のエクササイズ」

 

肩と首周りをあたためて血行を促進

骨盤を立てるようにして椅子に座り、胸の前で手をクロスして口を少し開けます。そのまま上を向いて口を閉じ、首の前の筋肉(広頚筋)が伸びる感じにします。肩を上げて肩甲骨をよせて後ろに数回回したら、力を抜いてリラックスします。これを1セットとし、3セット行いましょう。

宝田式顔筋リフトアップ術

 

【1】「ひー」と声に出しながらプッシュ

握りこぶしを両頬に当て、小指が鼻の左右の両端に当たるくらいの位置()で押さえます。口の中で舌を上あごにつけて鼻から息を吸い込み、「ひー」と声に出しながら吸い込んだ息を吐き切ります。

宝田式顔筋リフトアップ術

 

【2】「ふー」と声に出しながらプッシュ

口を閉じて鼻から息を吸いながら【1】の位置から頬骨真ん中あたりににぎりこぶしを移動。そのまま「ふー」と声に出します。にぎりこぶしで、気持ちよく頬骨を押している感じになります。

宝田式顔筋リフトアップ術

 

【3】「みー」と声に出しながらプッシュ

口を閉じて息を吸いながら【2】の位置から耳の穴の前あたりににぎりこぶしを移動。そのままで「みー」と声に出します。

宝田式顔筋リフトアップ術

 

【1】~【3】に、こぶしを移動していくことで、頬骨全体をプッシュすることになり、鎖骨についている表情筋の血行がよくなります。また、「ひ」「ふ」「み」と発音することで、表情筋がしっかり動きます。

 

◆骨を強化する栄養をとって骨の老化を予防!

 

宝田先生によると、骨を強化していくには、3つの栄養がカギになるのだそう。毎日の食事で、バランスよくとるよう心がけましょう。

骨を強化する栄養

 

●カルシウム+レモン

カルシウムは牛乳やしらすなどに多く含まれますが、体内に吸収されにくいため、吸収を助ける食品と一緒にとるのが効果的。レモンに多く含まれるクエン酸には、カルシウムを溶けやすい形に変える「キレート作用」があります。レモン果汁を上手に組み合わせるのがポイントです。

 

●ビタミンD

食事からとるカルシウムが少ないとき、カルシウムが尿から排出しないよう再吸収を促すのがビタミンD。カルシウムの血中濃度を一定濃度に保つ働きがある大切な栄養素。サケ、さんま、ウナギなど魚に多く含まれるほか、日光に当たることでも生産されます。

 

●タンパク質

私たちの骨は、コラーゲンが9割を占めるたんぱく質の骨基質に、カルシウムを主体とするアパタイトが隙間を埋めるようにして成り立っています。タンパク質が不足するとコラーゲンで強固に保たれていた骨組みのバランスが崩れ、もろく折れやすい骨になってしまうので注意!

 

 

◆必要な栄養がまとめてとれるお手軽レシピ

 

骨を強化する栄養は、1つだけでなくまとめてとることも大切。手軽に3つの栄養が取れるレシピを、レモン果汁製品でおなじみのポッカサッポロさんに教えてもらいました。

 

●豆乳レモンラッシー

豆乳レモンラッシー

【材料(1杯分)】

ポッカレモン100…大さじ2

豆乳…150ml

はちみつ…大さじ1

 

【作り方】

グラスに材料を入れ、よく混ぜる。

 

●じゃこレモンふりかけ

じゃこレモンふりかけ

【材料(作りやすい分量)】

小松菜(小口切り)…100g

青じそ(粗みじん切り)…5枚分

ちりめんじゃこ…50g

白いりごま…大さじ2

ごま油…大さじ1/2

【A】ポッカレモン100…大さじ1

【A】塩…小さじ1/3

 

【作り方】

フライパンにごま油を中火で熱し、小松菜、青じそ、ちりめんじゃこ、白ごまを炒める。しんなりしたら、【A】を加え混ぜる。

 

マスクを外した自分の顔に自信がない・・・・・・という人は、エクササイズを実行し、骨を強化する食生活に気をつけて、堂々とマスクを外せるリフトアップした顔を目指しましょう!

 

宝田恭子
宝田恭子さん
歯科医師
Twitter Instagram

日本アンチエイジング歯科学会 監事、認定バクテリアセラピスト、メディカルアロマセラピー研究会、日本睡眠改善学会、認定睡眠改善インストラクター。東京歯科大学卒業、同保存科勤務ののちに宝田歯科三代目を継承する。現在も毎日診療をしながら、テレビ出演、講演会活動を行うなど多方面で活躍中。近著に「顔面地滑りをくい止める 宝田式 速効5 分 顔筋リフトアップ」(PHP 研究所)がある。

 

◆資料提供/ポッカサッポロ

 

構成・文/倉澤真由美

 

 

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