カオルンです。
先週、北鎌倉にあるboa mesa(ボアメーザ)というサロンに伺いました。
そこは、料理研究家の若林三弥子さんの主宰する“お料理とおもてなしのサロン“。
2005年にスタートしてから、ファンがどんどん増え、人気ナンバー1のサロネーゼとして、今も予約のキャンセル待ちの方が、1000人近くいるとのこと。
そんなboa mesaのクリスマスレッスンに、取材にかこつけて、ちゃっかりお邪魔してしまいました。
家族のためにいつもおいしいお食事を作ってらした三弥子先生。ハッピー感がハンパない彼女が教えてくれるのは、いったいどんなメニュー?
それは、期待にたがわず、おしゃれで、おいしく、食べた者をまさしく幸せにしてくれるラインナップでした。
ここに来る生徒さんたちは、皆、おいしいものを食べるのが大好きで、それを毎日の我が家の食卓に届けたいと思っている人たち。
だから、つくり方は、けっして、5分でできる!とか、簡単100文字レシピ!とかではないけれど、体にいい素材を使って、しっかりお料理を楽しみたい人たちには、すごく充実感が味わえそう。
カオルンは、食べるのは得意でも、つくるほうは付いていけるかどうかあやしかったのですが、これならできる!と思ったものをひとつ、三弥子先生の許可を得て、特別にレシピ公開しちゃいます。
前菜7種類のうち、人気ナンバーワンに輝くのは、「大分どんこ乾しいたけのファルシ」と「里芋ピュレの生ハム巻き」が多いとのこと。
カオルンの前菜ナンバーワンは、僅差で「大分どんこ乾しいたけのファルシ」だったのですが、重要なベシャメルソースのコツをここで説明仕切れない気がするので、自分でも確実にできる!と思った「里芋ピュレの生ハム巻き」のつくり方を伝授!(って、書き写すだけですが・・・)
<里芋ピュレの生ハム巻き>
里芋・・・3個(約200gよく洗い、皮付きのまま半分に切る)
A(塩ひとつまみ グレープシードオイル少々 だし大さじ3+後で3)
B(だし・クロテッドクリーム各大さじ1 塩小さじ1/4 白こしょう少々)
生ハム・・・5~6枚
セージ・・・8枚
バター・・・適量
黒胡椒・粗塩・シブレット・・・適量
①里芋を鍋に入れ、Aを加えてふたをして強火で3分蒸しいためし、皮を取る(このとき衣カツギを食べるときのように、するっと皮を取る)。だし大さじ3を加え柔らかくなるまで15分ほど煮て、Bを混ぜて滑らかになるまでよく練る。
②ラップを広げて生ハムを並べ、セージ、①の里芋ピュレを乗せてくるくると巻き、巻き終わりを下にしてしばらく寝かせてから、フライパンに入れバターで焼く。
③8等分に切って黒胡椒を挽き、粗塩、シブレットを散らす。
さ、これで、でき上がり!
里芋独特のぬめりは、ガラクタンという炭水化物とタンパク質の結合した粘性物質によるもので、ガンや潰瘍の予防効果が期待されるとか。
漢方では、里芋は肝臓、腎臓の働きを補うと言われていて、老化防止にも役立ちそう。
扱いにくい、と敬遠しないで、ぜひ、得意料理にしてくださいね!
※上の手順の①にも書いたけれど、里芋は、皮はむかずに蒸しいためしたあと、するっと取ります。簡単だし、栄養も残るし、一石2鳥。
※蒸しいためとは、三弥子先生が編み出した料理法で、ホーローのお鍋で、うまみを閉じ込めるようにオリーブオイルを少しだけ足して蒸すこと。詳しくはこちらを!
そうそう、クリスマスメニュー、里芋だけでは、いえ、前菜だけではないので、もっと見たいですよね?
7種類の前菜のあとは「サーモンとエビのクネルのブイヤベース風」
続いて、「鶏もも肉のしっとりポワレ 雑穀リゾットとミモレットのモルネーソース」。
そしてデザートは、「紅茶のケーキ 小さなプレゼント」
詳細をお伝えできないのが残念ですが、また、別の機会に。
レッスンは、3ヶ月ごとに新しいメニューになるそう。
お料理のつくり方だけではなく、テーブルコーディネートやおもてなしの仕方を学べるのも、うれしいところ。お顔立ちの上品な美しさと大阪ノリのギャグ満載の講義が、ほどよくミックスされた三弥子先生のハッピーな癒し感に悩殺されたい方は、ぜひ、キャンセル待ちをねらってみてはいかが?
boa mesaの詳細は、こちらを。
あとレッスン中によく使う食材や道具は、ウェブのマルシェでも買えます。
三弥子ワールドをのぞいてみてください。