東京駅地下の「グランスタ」の楽しみ方。第3回目は、旅の達人、石井宏子さんの登場です。
新幹線に乗る前に、お弁当やコーヒーを買いますよね。でも「時間がないから適当に買っちゃう」という人、意外と多いんです。じつはそれ、とてももったいない!
グランスタには、旅の時間がもっと充実する美味しい「旅ゴハン」が揃っています。
石井さんに、その選び方の極意をお聞きしましょう。
年間、約200日旅をしているという石井さん。新幹線の乗車回数も、数日に1回という頻度!グランスタをもっと楽しむために、旅のタイムスケジュールにどう組み込めばいいのでしょうか。
1.乗車までに時間がないときは、まとめて買えるDEAN & DELUCAへ
「グランスタは、丸の内側から八重洲側までお店がずらりと並んでいるので、つい目移りをしてしまいますよね。『新幹線の出発時間まで時間がないから、一番近い場所のお弁当を買おう!』というケースも多いと思います。でも、新幹線の乗車時間は、目的地にもよりますが1時間~3時間近くあります。車中のお楽しみも旅の醍醐味です。お弁当以外にも、美味しいコーヒーやスイーツなども買って乗り込むと、旅の時間がさらに充実しますよ。
また、私は旅館でのお食事をいただくことが多いので、移動中にはサンドイッチなどを食べたくなるときもあります。乗車前にDEAN & DELUCAへ立ち寄れば、自分セレクトのフレッシュな朝食やランチセットができちゃいます。これは時間がないときにおすすめのテク」
旅といえばお弁当。石井さんセレクトBEST4は次ページに!
2.このクオリティはうれしい! お気に入りのお弁当BEST4
「旅館の取材は朝早いこともあり、現地についてからすぐに取材が始まるケースも。そのため、朝ごはんを新幹線車内でしっかり食べていくようにしています。お気に入りのお弁当をご紹介しますね。
まず、まい泉のポケットサンドは、ヒレかつとたまごがひとつになったサンドイッチ。ボリュームたっぷりで食べやすいのが秀逸です。東京駅限定の焼き印も旅心をくすぐられます。
そして、山形のブランド米『つや姫』を使ったお弁当。あさりと牛蒡の炊き込みご飯と白米が楽しめて、京都の白味噌に漬けた西京焼きも美味。
浅草今半の牛肉弁当は、その場で作っているのでできたてを買っていくことができます。この“できたてクオリティ”は、やはり格別のおいしさ。
取材続きで軽めに済ませたいときはサラダだけ、という日もあります。いとはんの和さらだシリーズは、京都産の九条ねぎや沖縄の島豆腐などを使い、日本の伝統や食文化を取り入れたサラダ。せっかくならこんなサラダをチョイスしたいですね」
駅で待ち合わせの合間、こだわりのコーヒーでのひとときは?石井さんのとっておきのお店は次ページに。
3.乗車前に、ドリップで淹れるコーヒーを必ず購入します
「私がグランスタで必ず立ち寄るのがこちら。1杯ずつ丁寧にドリップしてくれる『Drip Mania』のコーヒーは、欠かせない旅のお供です。時間があるときは、お店の横のテーブル席でメールチェックなども。東京駅という喧噪の中ですが、ほっと一息できる時間です」
世界中から選りすぐった、フルーティで香り豊かなコーヒー豆。それらの豆を絶妙な比率でブレンドしたのが、ドリップマニアいち押しのオリジナルブレンドコーヒー『グランスタブレンド』。フローラルで華やかな香りと香ばしい後味を楽しんでみては。
★旅の達人ミニ情報
BURDIGALA EXPRESS自慢のバゲットを使用した「カスクルート・グリュイエール・プチ」(¥330)を、温めてもらうのもオススメ。チーズがとろっと溶けて、美味しさが倍増!
旅から遅い時間に帰ってきた時など、家で作って食べるのはおっくうですよね。エキナカで軽く食べて帰るのこともあるという石井さん。気になるチョイスはは次ページに。
4.取材旅行から戻ったら、軽くお寿司をつまんで帰るのも楽しみ
「夕方に到着の新幹線で帰ってきたときは、築地 寿司清さんに立ち寄ることも。3月11日に移転したばかりで、新しくリニューアルした築地 寿司清さん。先日もちょこっとお寿司をいただいてきました。こちらのお店の魅力はなんといっても、築地の寿司清と同じようにお好みでお寿司を握っていただけること。もちろんテイクアウトもあるので、旅ゴハンに購入することも可能です」
旅のスケジュールをグランスタから始めてみると、大人の旅にふさわしい“極上の旅ゴハン”を手に入れて、楽しい旅がスタートします。次の旅には“グランスタ時間”も組み込んで、お店をめぐってみてはいかがですか?
※記事内の表記価格はすべて税込です。
http://www.tokyoinfo.com/shop/mall/gransta/
撮影/山田英博(人物)、小松勇二(静物)
スタイリング/中野径恵
イラスト/かくたりかこ
構成/島田ゆかり