脚の静脈瘤を予防するには?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

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根来秀行教授

1967年生まれ。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界を股に掛け活躍する気鋭の医学博士。

 

いし こんにちは、ぐうたらライターのいしまるこです。
根来教授の血管年齢講座もいよいよ最終回ですよ。
最後に取り上げるのは「静脈」についてです。
まずは、静脈のしくみについて、根来先生に解説していただきましょう。

 

 

根来 毛細血管で二酸化炭素や老廃物を回収した血液は、
細静脈→小静脈→中静脈→大静脈を通って心臓へ送られます。
静脈を流れる血液は勢いが弱いため、逆流を防ぐ弁がついています。

 

Dr.negoro_イラスト

静脈も動脈と同じように3層構造になっていますが、動脈に比べてやわらかいのが特徴です

 

 

根来 静脈は動脈や毛細血管に比べ障害が起きにくい血管なんですよ。

 

 

いし へぇ〜、そうなんですか。

 

 

根来 それでも加齢などで静脈弁の働きが落ちると、血液が逆流して
脚のむくみやだるさなどを感じるようになります。
進行すると、静脈がはれてコブ状になる下肢静脈瘤になります。

 

Dr.negoro_イラスト

 

いし おばあちゃんとか、脚の静脈がボコボコっと浮き出ているのを
よくみかけますけど、放っておいても大丈夫なんですか?

 

 

根来 放っておいても命に支障はありません。ただ、色素沈着や潰瘍など、見た目の問題が大きくなることもあります。

 

 

いし うんうん。見た目は大事です!

 

 

根来 症状改善のための医療用弾性ストッキングもあるので、気になる症状や目立つ血管がある人は、早めに血管外科に相談するとよいでしょう。

 

 

いし 自分でできる静脈瘤の予防法はありますか?

 

 

根来 予防としては下半身の筋肉をほぐして血流をよくすることですね。
骨盤や腰まわりの毛細血管をゆるめるストレッチを行うと、下肢静脈の血流も改善されます。入浴前に行うとより効果的ですよ。

 

Dr.negoro_イラスト

足を肩幅に開き、両手を腰にあてる。上体をまっすぐ保ち、腰だけを大きく右に回す。同様に左に回す。交互に繰り返す

 

Dr.negoro_イラスト

(左)床に座り、脚を投げ出して開脚。
(右)右脚のほうへゆっくりと前屈し10秒キープ。左脚も同様に行い、正面に戻って同様に前屈。ひざが伸びない人は曲がっていてもOK

 

 

根来 静脈瘤は女性ホルモンと密接な関係があり、更年期に発症しやすいんです。

なので、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを含む豆・豆製品を積極的に摂るのもよいでしょう。
立ちっぱなしや座りっぱなしを避ける、きつい下着をつけないなど、生活上の注意も大切ですよ。

 

 

いし はーい。気をつけまーす。

 

 

 

 

根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!

 

Dr.根来_goodday 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/角守裕二 イラスト/浅生ハルミン

 

 

 

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第8回
脚の静脈瘤を予防するには?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

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