秋も深まってきました。夏の終わりのシャキシャキの新れんこんから、むっちりねばりのあるれんこんへ、これからますます美味しくなります。今回は、れんこんを丸っと1本使いきるレシピです。
れんこんとしめじの牛そぼろ
過日、お仕事で土浦のれんこん畑へ。茨城県はれんこんの生産量日本一。美しいハスの花を咲かせていたれんこんが枯れて、収穫の季節を迎えていました。
スーパーでは出合えない、節のつながった立派なれんこんに感動。
たとえば、4節あるとするとツノのような芽が付いたほうが若い1節目、下に行くにつれて、2節、3節、4節となり、1節目はシャキシャキした味わい、4節目はむっちりむちむちな味わいなのだそうです。なので、1節目はサラダや金平などに、4節目は煮込みに、間の2節、3節はバランスがいいので、グリルやてんぷら、いためものに、と教えていただきました。
食物繊維が豊富なのはもちろん、ビタミンCも豊富です。さらに、赤ワインでよく耳にするタンニンが含まれています。
タンニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、老化にブレーキをかけてくれるとか。
このれんこんを、つくりおきとしてもおすすめのそぼろ煮の主役にしましょう。
ごはんにのせても、うどんなどの麵類にのせても◎。ゆでたジャガイモに加えても目先が変わってよいかと。カレー粉を加えてキーマにしてもおいしいです。もちろんお弁当にも。
展開しやすいのでおかずの元として作ってみてください。
冷蔵庫で4日、冷凍で3週間保存可能です。
材料 (作りやすい分量、4、5人分ほど)
れんこん 1本(300g)
しめじ 1パック(200g)
玉ねぎ 半個 (100g)
牛ひき肉 200g
※醤油 大さじ3
※酒 大さじ3
※みりん 大さじ2
※砂糖(キビ砂糖使用) 大さじ1
※酢 大さじ1
※生姜すりおろし 1かけ分(10g)
作り方
1.レンコンは皮をむいて、1.5センチ角に切る。玉ねぎも同じ位の大きさに切る。しめじは1.5センチ長さに切る。
2.ひき肉以外のすべての材料を鍋に入れる。
※を入れて、ざっくりまぜ、中火にかける。蓋をして、沸いたら火を弱め、10分ほど蒸し煮する。
★しめじなどから水分が出てくるが、もし水気がなくなっているようなら水を少し足してください。くつくつという音が聞こえなくなったら、水気がなくなっています。
3.ひき肉を2センチ塊にちぎりながらのせ、再びふたをしてひき肉に火が入るまで3、 4分加熱する。
4 ひき肉に火が入ったら、全体をざっくりと混ぜて、そのままさます。熱々より人肌ぐらいまで冷めたほうが味がしみておいしいです。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!