今回は、作り置きとしても重宝なむね肉を使ったサラダチキンと初夏のゆで野菜、を一つの鍋で。
今が旬のにんにくを使ったアイオリソースも作りましょう。
サラダチキンと初夏野菜、アイオリソース
国産のニンニクは、5月から9月ごろが旬。生産量第一位は青森県で、この時期はよく見かけます。
疲労回復効果や強壮作用があることで知られていて、紀元前からギリシャでは薬として用いられていたとか。スタミナと名のつく料理にはほぼニンニクが入っていますよね。
皮が破けていなくて、ハリがあって、繊維の筋が目立たない、ツヤのあるものを選びましょう。ニンニクは湿気がキライで、水に濡れたままにしているとカビの原因にもなるので、ネットに入れて風通しのよいところにつるしておくか、かごなどに入れて保存します。
また子房に分けて皮をむいてからオイル漬けや、味噌漬けにして保存するのも◎その際は、ニンニクがオイルや味噌にすっぽり浸かっている状態をキープしてください。みじん切りをオイルに漬ける場合も同様にしておけば、冷蔵庫で3週間ほど保存可能です。鷹の爪を一緒に漬けても。
今回はニンニクとむね肉をじんわりゆでて、風味豊かなサラダチキンに。その鶏のうま味が効いたゆで汁で野菜をゆでます。ニンニクの風味はサラダチキンにも野菜にもほんのり優しく。
ソースも超カンタン。ゆでた後のニンニクをつぶしてアイオリソースを作ります。いわゆるニンニクマヨネーズですが、ヨーグルトで軽やかに。
ちなみに、包丁やまな板、手についたニンニクのにおいは、搾った後のレモンや塩で表面をこすって洗い流せばほぼ消えてくれますよ。
材料(作りやすい分量)
鶏胸肉:1枚
ズッキーニ:1/2本
カリフラワー:1/3 個
ニンニク:2かけ
塩:小さじ1/2
オリーブオイル:小さじ2
☆ アイオリソース用
*ヨーグルト:大さじ2
*マヨネーズ:大さじ2
*塩:ひとつまみ
作り方
1 鶏胸肉は1枚を3切れにそぎ切りする(厚さを均一に)。 ズッキーニは斜めに薄切りにする。カリフラワーは、小房にわける。ニンニクは、皮をむく。
2 鶏肉とニンニクを鍋に入れ、かぶるまで水を注ぎ、塩を加えて中火にかける。
3 ②が沸いたら火を弱め、蓋をして3分したら火を止める。粗熱が取れたら鶏肉を引き上げる。
4 ③の鍋に、ズッキーニとカリフラワーを入れて中火にかけしんなりするまでゆでる。
5 にんにくを取り出して潰し(柔らかくなっているので簡単につぶれます)、*と混ぜる。
6 ズッキーニとカリフラワーを皿に盛る。鶏肉は食べやすい大きさに切って、皿に盛り、お好みでオリーブオイルをかけ、⑤を添える。
☆残ったゆで汁はスープのベースにできます。
☆鶏肉、半量を保存する場合は茹で汁につけて、あるいはぴっちりラップで包む。冷蔵庫で3日保存可能。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!