もうすぐクリスマスですね!
ニューヨーク在住のママのためのコミュニティー「ニューヨークママサロン」はセミナー、ワークショップその他さまざまな集まりを日本語で開催していて、ニューヨークの日本人ママたちの心のよりどころになっています。私もそこで年に数回、食事会や料理教室をさせていただいています。
今年も、ママサロンの忘年会のお料理をご依頼いただきました。忘年会とはいえ、クリスマスが近いので、クリスマス気分がちょっぴり入った和食をご用意しました。その一部をご紹介しますね!
ニンジンとビーツのきんぴら
きんぴらと言えばニンジンとゴボウが定番ですが、そのゴボウをビーツに置き換え、オイルと調味料も洋風のものにすることで、クリスマス気分のきんぴらができあがります!
ニンジンとビーツはそれぞれ、ヘタや汚れているところを取り除いて千切りにします。皮をむくかどうかはお好みで。私は、ニンジンもビーツもファーマーズマーケットで買いましたが、ニンジンは皮をむき、ビーツはよく洗って皮をつけたまま使いました。鷹の爪は種を取り出し、輪切りにしました。
フライパンにオリーブオイルを熱してニンジンとビーツを炒めます。赤唐辛子も加えて全体にオイルがからまったらバルサミコビネガー、みりん、醬油を加え、汁気がなくなるまで炒めてできあがり。
ビネガーやや少なめで、みりんと醤油は同量くらいでいいと思います。ビーツの赤がニンジンを染め、きれいな赤のグラデーションをつくってくれます!ニンジンとゴボウのきんぴらなら最後に白ごまを散らすことがありますが、ここはあえて白ごまなしの方がクリスマスにあうと思います。
3色パプリカの薄切り豚肉巻き、八丁味噌ソースがけ
味はまさに「和」なんですが、カラフルなパプリカが食卓を明るく彩ってくれます!濃いブラウンの味噌ソースとのコントラストもきれいです!
ソースは八丁味噌大さじ4・5、砂糖大さじ3,醤油小さじ2、みりん大さじ2の割合で小鍋に入れ、弱火にかけて全体を混ぜておきます。ソースは前の日につくっておくと楽ですよ。
赤と黄色と緑のパプリカは、ヘタとタネをとって、それぞれ細長く切っておきます。3色束ねて、真ん中を薄切り豚肉でくるくると巻きます。フライパンにオイルを熱し、巻き終わりを下にしてしばらくおいてからひっくり返し、豚肉に火が通って全体にこんがりするまで焼きます。焼き終わったらお皿に並べ、豚肉の部分に味噌ソースをかけてできあがり。熱いうちに召し上がってくださいね!
つい最近日本に行き、奈良の法隆寺の近くの奈良漬け専門店で買った奈良漬けを刻んでクリームチーズと一緒に生ハムで巻いたものもお出ししました。これも好評でした!
クリスマスの時期は何かと洋食が多くなりがちと思いますが、和食でクリスマス気分がちょっと入ったこんなメニューも、目先が変わって楽しいですよ!
読者の皆さまもどうぞよいクリスマス、そして年末年始をお迎えくださいね。2025年もどうぞよろしくお願いします!