最近、からだが歪んでるんじゃないかな、と気になっているミーナです。骨盤の歪みをと整えると、冷えをはじめとする様々な不調に対処できるそう。まずは腹式呼吸から始めてみようかしら。
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10人の「冷えとり」、パーフェクトリスト
女性の大敵、万病のもとといわれる「冷え」ですが、その場しのぎの対策で終わっている人も多いのでは!?
ここでは、冷えの改善に真剣に立ち向かう10人のアプローチをご紹介していきます。
それぞれのみなさんの「冷えとり」の方法を参考に、冷え知らずの健康ライフをぜひ手に入れてください!
今回は、10人のうちの2人め、スタジオ・ヨギーのディレクターのkyo先生による「冷え」の原因についてのお話と、4つあるうちの2つの冷えとりメソッドをご紹介します。
kyo先生に習う、「冷え改善」プログラム
骨盤を中心に全身を整えることで、その人が持つ本来の美しさを引き出すと評判のkyo先生が、冷えとりメソッドを伝授。
女性の健康を司る骨盤の歪みを改善し、骨盤内の子宮、腸、膀胱の位置を正すことで、冷えない女を目指します!
kyoさん
profile
1962年生まれ。全国で18店舗展開する「スタジオ・ヨギー」エグゼクティブ・ディレクター。機能改善、プロポーションメイキングなどを組み合わせたボディワーク「ビューティ・ペルヴィス」を考案。担当するクラスは、キャンセル待ちが続出するほどの人気を誇る
骨盤の歪みを改善し
子宮を正しい位置に保つ
「冷えの原因のひとつは老廃物の滞り。その老廃物の排泄器官である腸や膀胱は、女性のすべての健康の根源といわれる骨盤内にあり、その中心に位置する子宮が大きな影響力を持っています。骨盤が歪んで子宮の位置がずれると、すべての機能が乱れ、冷えの要因に。つまり、冷えを改善するには、骨盤内の子宮、腸、膀胱の位置を正しく整え、保つことが大切です」
と話すのは、骨盤を中心に全身を整えていくオリジナルメソッド「ビューティ・ペルヴィス」の考案者、kyoさん。
仰向けで行う腹式呼吸では、下に押しつけられている内臓を重力から解放。深い腹式呼吸による腹内の動きで、内臓を正しい位置に収めます。コツはもう吸えない、吐けないというところまで行うこと。横隔膜が大きく上下に動き、これが筋力アップにもつながります。
「座って足首を動かすメソッドも、地味ですが、骨盤の歪み改善に効果的。また、筋膜にアプローチするストレッチも、簡単なのに、本来あるべき位置に筋肉などを戻し、流れをスムーズにする効果は絶大。更年期世代になると骨盤の動きが小さくなるため、ぜひ取り入れていただきたいメソッドです」
■腹式呼吸で、内臓の位置を調整
深い腹式呼吸をすることで、骨盤内の内臓の位置を整えます。鼻呼吸が基本。
1.仰向けに寝たら、腰の幅で脚を開いて膝を立てます。腕は若干開き、手のひらは上に向けて
2.ゆっくりと息を吸います。できるだけお腹をふくらまし、内臓が入るスペースを大きく確保
3.もう吐けないという限界まで息を吐ききります。横隔膜が10㎝くらい上下し、代謝もアップ
■足指を開いて、足の冷えを解消
右足なら肝臓、左足なら腎臓が原因といわれる足の冷え。詰まりをほぐします。
1.足の中指と薬指の間が詰まっていると冷えが進行。両手で持ち、左右に開きます
2.水かき部分をギュッと押したら、中指と薬指につながる骨の間も開いて、流れをスムーズに
次回は、kyo先生に習う残り2つの冷えとりメソッドをご紹介します。
撮影/田淵佳恵 ヘア&メイク/菅長ふみ(ロライマ) 取材・原文/蕨 康子