運動から遠ざかっているミーナ、ちゃんとした深い呼吸もしていないかも。XOXOボディオロジーの呼吸法は、聞きなれない全身呼吸法というもの。ちょっと難しそうだけど、トライ!
XOXOボディオロジーは、呼吸、座る&立つ、歩くの3つの基本動作を見つめ直すもの。
まずは生命活動の基本となる呼吸法をマスターしていきましょう!
全身呼吸法をマスター Breathing
一般的にヨガは腹式、ピラティスは胸式といわれていますが、
XOXOボディオロジーでは全身呼吸法を行います。
これは背骨全体を動かすように意識する「大海の波のような呼吸」。
背骨や胸郭を大きく、長く開放し、同時に骨盤を動かしていきます。
普段あまり使わず、こり固まっている背骨まわりの深層筋や
骨盤を柔軟にすることで、股関節痛や腰痛予防に役立ちます。
ハワイ語の息=ハには、呼吸という以外に、命や愛という意味もあります。
忙しい日々の中、浅くなりがちな呼吸ですが、
息に意識をおくことで、体も心も豊かに!
STEP1
ボールを仙骨の下に
忙しい日々を送っていると、とかく呼吸が浅くなりがち。
それを続けていると、胸郭や背骨まわりの筋肉や関節も硬くなり、
機能的な呼吸ができなくなっているケースが多いようです。
XOXOボディオロジーが目指す全体呼吸とは、
胸郭と背骨全体を動かすように意識することがポイント。
まずはエクササイズ用のボールを仙骨(尻部分)の下に置いて、
大きく息を吸い、吐いてみましょう。
このとき、仙骨を動かすことを意識します。
1.仰向けになり、膝を腰幅に広げて曲げます。
仙骨の下にボール(なければ厚さ10㎝程度のクッションかたたんだタオル)を置きます。
このとき背筋が伸び、骨盤が前傾する
(仙骨が転がり、恥骨が下がる)ようにします。
3.次にゆっくりと息を口から吐きます。
このときは背骨が丸まり、お腹を床に沈めます。
骨盤が後傾する(恥骨が上がる)ことを意識して。
STEP1の動き、理解できましたか?
呼吸法はSTEP2へと続きます。
辻 茜さん Akane Tsuji
profile
「Body Making Studio Aulii」代表。
ピラティス マスタートレーナー、ボディオロジージャパン アンバサダー。
丁寧な指導で、2011年インストラクター オブ ザ イヤー受賞。
撮影/板野賢治 ヘア&メイク/三澤公幸(3rd)
取材・原文/山村浩子