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「閉経後のセックスはどうなる?性交痛は?」/閉経の基礎知識Q&A

更年期が来たら、いつかはやってくる閉経。人には聞きにくい素朴な質問を、産婦人科医の吉形玲美先生に聞きました。

Q. 閉経したら、セックスに影響はありますか?

A. 腟乾燥や腟萎縮で、性交痛を訴える人は多くいます。治療法も進んでいるのでぜひ対応を

 

「更年期後半、腟が乾燥して腟壁が硬くなり、腟萎縮が進みます。性交痛のためにセックスを避けるようになり、パートナーとの関係が悪化することも稀ではありません。ある程度性生活が保たれている人、自分でケアしている人の腟の状態はいいのですが、ほとんど腟に触っていない、使っていない人は内診で指を入れることが難しいほど萎縮していることも。婦人科ではレーザー治療などもあるので、臆せず受診してみてください」

 

Q. 急に腟まわりのにおいがきつくなったのは、更年期と関係が?

A. 更年期には腟内環境が大きく変わります。においが気になるのも当然です

 

「腟まわりのにおい、一番の原因は更年期に起こる腟内環境の変化です。本来、腟内は善玉菌であるラクトバチルス乳酸菌が多いのがよい状態。これがフェムゾーンを酸性にするほか、自浄作用を活発にして病原体の侵入や細菌の繁殖を防いでくれます。でも、更年期に女性ホルモンの分泌量が急激に低下すると、ラクトバチルス乳酸菌も減少。腟内の免疫力や自浄作用が衰えて、大腸菌などの雑菌が増えやすい状態になり、においにつながるのです。

 

こういった更年期に起こるフェムゾーンのトラブルをGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)といいますが、GSMには腟内フローラの状態が深くかかわっています。セルフケアによって良好な状態に保つことは十分可能ですが、ケアのしすぎも最近よく見られます。洗いすぎ、こすりすぎなど、特に気をつけてください」(フェムケアの方法についてはこちらの記事参照)

 

フェムケア意識も高まっています!

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フェムゾーンの皮膚は唇よりも薄いため、優しく正しくケアすることが大切です。吉形玲美先生がブランド監修しているエストールは、更年期に減る善玉常在菌を補う対策として、全アイテムにラクトバチルス乳酸菌を配合。

 

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撮影/中川十内<アイキャッチ> スタイリスト/高橋尚美 構成・原文/蓮見則子

 

 

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