月曜日に更新される「一条ゆかりの今週を乗り切る一言」は、OurAgeの記事の中でも大人気です。なるほど! と思ったり、「あ、私だけじゃないんだ・・・」とホッとしたり、ひえーーーそんなこと言わないでぇと現実を見る辛さを味わってしまったり。先生の鋭さと優しさの絶妙バランスがクセになり、更新を楽しみにされている方も多数。そこで2023年の人気記事BEST10を発表します。見逃していた記事もあるかも! 必見です。
第10位
隙あらば感謝!暇なくても感謝!幸せのコツはとにかく感謝!
2023.03.20公開
読者のみなさんの中にもウワサ好きな人って、結構いるはずよね。特に「他人の不幸は密の味」なんて言葉もあるように、自分に甘く他人に厳しく、「あの人、不倫してるらしいわよ」なんてつい陰口叩いたり、これくらいいいわよねって自己判断してうっかり他人の悪口言ったり。正直ウワサ話って大して罪悪感も持たないし、自分に火の粉さえ飛んで来なければ楽しいし、妙に快感があるのは否めない。
何が言いたいかと言うと、早い話が悪口やウワサ話は麻薬と似ていてとても危険で、常用性があるし、おまけにだんだんエスカレートしてくるぞって話。
そういうネガティブな話で盛り上がって楽しくても、それは幸せとはほど遠い不幸をむさぼる“餓鬼”の宴会だから、餓鬼友達がどんどん増えます。
一条は人生長く生きてるけど、“口を開けばウワサ話と悪口言ってる幸せな人”って見たことがありません。
悪口言って、みんなで盛り上がると興奮作用のアドレナリンが出まくって、妙にはしゃいだりするけど、他人に向けられた攻撃性は自分が産んで育てたものだから、結局は気持ちの平安は得られるはずがないです。
では、いかにして健康的な精神状態を手に入れて幸せを引き寄せるかと言うと、ズバリ…
第9位
我慢できない人はチャンスを逃す。
成功するには自分を治める力が絶対必要!
2023.09.11公開
自分を治める力っていうのは、自分をコントロールする力ですね。以前にも書いたけど、物ごとには、「今は実力を貯める時」とか、「今は勝負する時」とか、そういう「時」があるんですよ。チャンスの神様が来る時ですね。
でも、状況判断ができないとか、とにかく今すぐ成功したいとか、実力もないのに欲深いことばかり考えて、その時が来るまで我慢できないって人が結構いるんですね。
たとえば、ついイラっとして敵と勝負したら、まだ実力が全然備わってないから、思いっきりボコボコにされた、なんてね。だから、いっときの気分や感情だけで突っ走ったら痛い目に遭います。気合だけでなんとかなるほど、世の中甘くないってことぐらい OurAgeの読者なら、もうご存知でしょう。
恥ずかしながら私も10代、田舎にいた頃は、不敵なほどに自信満々でした。だってね、私の周りでは…
第8位
威張る男が男らしいとカン違いしてる女がいるけど
威張る男は頭が悪いだけ
2023.10.23 公開
世の中、威張る男って少なくない!よね。自分が偉いからって権力をふりかざす男。たいして偉くもないのに威圧的に振舞う男。中には男だというだけで威張る男。年齢で威張る男…どれも最悪。私はかなり苦手です。
だってね~、本当にその人が素晴らしい人だったら、わざわざ威張らなくても周囲はその人のことを敬うはずなのに、「俺を敬えよ」って要求してるってことでしょ?
ほめられたい、マウント取りたい、他人を見下して自分が上だと確認して気分良くなりたい…それって裏を返せば、威張って圧かけないと敬ってもらえない情けない奴ってことだよね。それを自ら暴露してるわけだから、嫌われたいとしか思えないその愚行はやはり、頭が悪いとしか思えませんです。
ところが「威張る男=男らしい」と思ってる女が世の中にはいるのよ! いや嘘でしょ? さすがにそれはと思うでしょうが、いたんですよ、昔の…
第7位
機嫌をとらないといけないような男は、たいしたことがない男
2023.07.10 公開
よく「男にモテる方法」として、相手をほめろとか、女が負けてあげたほうがいいとか、うまくご機嫌をとれ、とか言いますよね。まあ、もちろんそうすれば、男は気持ちよくなるのはわかるけど、私が長い間生きてきてわかったことは、ご機嫌を取らなきゃいけない男って、たいしたことない男だってこと(笑)。
そもそもお金持ちで、地位も名誉も才能あるような人は、ほめられ慣れてるのよ。社長とか、普段、みんながへこへこしてるから、ほめられてもつまらない。それで逆にお叱りバーに行ったりするのよね。ご機嫌をとられるより、軽く叱られたり、反論されたりしたほうが、刺激があっていいのよね。
私は10代で漫画家デビューしたんだけど、出版社の偉いおじさんたちに人気があったのは、私がクソ生意気だったからだと思う(笑)。他の漫画家さんだったら、「えっ、本当ですか?」「すごいですね」って言うところを「それ、何かおもしろいんですか」って、すぐに肯定してあげなかったから、新鮮だったみたい。
そーいえば以前、知り合いで、東大を首席で卒業して弁護士になった男がいたんだけど、なんかの会話の流れで、私が…
第6位
大人のセクシーは、きちんと感と危うさのバランスが大事
2023.02.13 公開
大人と言っても、OurAgeの場合「熟女」の領域よね(笑)。で、その年齢でのセクシーを考えた時、大事なことが二つあります。
ひとつは、若者のように肌の露出でセクシーを演出するのは、お願いだからやめてほしい!
だってねえ、肌の張りがねえ(笑)。若い子がミニスカートをはいたら、それは健康的でセクシーだけど、おばさんがミニスカートなんかはいたら衝撃的で痛いだけ。セルライトで波打つ太ももとか、縦筋が入ったふくらはぎを見たい人がいるでしょうか? いないとは言い切れないが、とにかく、加齢ってむごたらしいわ。
そしてもうひとつ、大人のセクシーで大事なことは、きちんと感、清潔感が必要だっていうことです。そもそもセクシーとは、ちょっとしたゆるさや、「隙」みたいなところにあると思うんだけど、熟女の場合、ただゆるいだけだと、隙だらけだと…下品になってしまうんですね。
下品とセクシーの差はどこにあるか? これは結構見分けが難しい。見る人の好みや守備範囲によって違うし、場所や状況によっても変化するけど、とりあえず一条のジャッジでは…
第5位
嫉妬を上品に使うか、下品に使うかで、人生は大きく変わる
2023.02.27 公開
しみじみ思うに、酒の力ってすごいと言うか怖いと言うか…何かが麻痺して、ついね、願望と事実がごっちゃになってさも真実のようにペラペラと喋っちゃうのよね。しかも「そんな大事なこと、ここで話しても大丈夫?」ってことまでしゃべって、なんとか自分がマウントを取ろうとするのよね。人生かかってるのはわかるけど、それでもあの執念深さはすごい! 横で聞いていて、女の嫉妬なんて、かわいいものだと思いましたよ。
それだけ男にとって、仕事は大事ってことよね。太古の昔は、競争に負けることは死を意味しただろうから、それがいまだにDNAに刻まれてるんじゃないかしら。
で、そのときに思ったのは、「嫉妬」という感情は、人間なら誰もが持っているマイナスの感情だけれど! それを上品な使うか下品に使うかは、自分で選ぶことができて、それによって人生は大きく変わるなってことでした。
上品に使うというのは、要するに…
第4位
人間50年も生きたら、自分の顔に自信と責任を持ちたいよね
2023.04.03 公開
最近聞いてちょっと驚いた話。
「あなたは誰の顔になりたいですか?」と、あるバラエティ番組が街頭インタビューしまくったら、想像の斜め上を行く結果が出たんだって。
20代の若い女の子たちは、1位から白石麻衣、北川景子、浜辺美波…と人気女優の名前がずらり。と書いたが実は、最近激しく世間知らずの一条は『白石麻衣って…誰や!?』でした。後でこっそり調べたら、モデルで女優で、乃木坂46の元メンバーだった。
はっきり言って私、芸能界が団体戦になってからずいぶん興味が失せたんだよね。みんな似ていて、わんこ蕎麦みたいで、あれを見分けるのは間違い探しレベルだわ。
この2~3年テレビも全く見ないし、あーこうやって、どんどん世の中から離れて行くんだわぁとか言いつつ、がっつりYouTube
は…やばっ! 話がそれまくってる 。
えーとですね、一方、80代の女性の調査結果は、3位がオードリー・ヘップバーン、2位が吉永小百合、そしてダントツで1位だったのが、なんと! なんとま!…
第3位
私は人を不快にする人の生い立ちに興味がある
「どんな人生を送ったらこうなるんだろう?」と、つい分析したくなるのは漫画家のサガか
2023.04.03 公開
私が描く漫画のキャラクターには、性格の悪い、いけ好かないヤツが結構出てくるけど、ただただ嫌な奴っていうのは描くのが嫌で、どこかかわいげがあったり、よく知るとなるほどねって思われるようにキャラ作りをしていました。
というのも、100パーセント悪!っていう人間はこの世に存在しないのでは、と、一条は思っとります。そんな人がいたらそれはもう人間じゃなくって化け物だわ。
どんなに悪い人でも、じつは娘のことを溺愛しているとか、お母さんに弱かったりとか、ペットだけは可愛がるとか、好感のもてるところがあったりするわけで。
だから人間というものは、善と悪の間でつねに揺れ動いていて、「善寄り」の時もあれば、「悪寄り」の時もあるし、朝は機嫌がよくって優しい善人だったのに、夜に酒飲んで暴れ回る悪人になったりもするじゃない?
朱に交われば赤くなるという言葉の通り、環境によって善寄りだった人が悪になったりすることもあるだろうし。人の心って水平器みたいに、あっちいったり、こっちいったり…
第2位
自尊心を傷つけると性格が悪くなるというお話
2023.07.14 公開
この前、動画サイトを見ていたら、ヨーロッパのとある大学でやった心理学の実験を紹介してたの。
大学生100人にIQテストを受けてもらって、本当の結果とは関係なく、半分の50人には「あなたの得点は平均以上でした」「あなたはIQが高いんですね」「素晴らしいですね」って、すごくほめるんですね。そして残りの50人には、「あなたは平均以下です」「よくこの大学に入れましたね」って、けなします。
で、ここからがおもしろいんだけど、その後、この大学生100人に、あるドキュメンタリーを見せます。その内容は、何不自由なく育ったお金持ちのボンボンが、高級スポーツカーを運転していて、自分の過失で大怪我するというもの。
これを見せたあとに100人に感想を聞いたところ、IQテストで賢いとほめられた50人は、「かわいそうに」って同情的だったのに対して、IQテストでダメ出しされた50人は、「ざまあみろ」的な感想だったんだって。性格悪~~(ー_ー;)
つまり性格の良し悪しは、もって生まれたものだけでなく…
第1位
策略なくして成功なし
2023.03.13 公開
策略っていうと、いかにも裏工作してるみたいで、なんかすごく悪いことみたいに思われがちだけど、策略も立派な実力だと私は思っています。
というか、成功した人って、戦略的にものごとを考えているし、計算してものごとを進めているから、たいていは策略家ですよ。
もちろん、策略も戦略もなしに成功する人もいるけど、それはいろぉ~~んな偶然が重なって、ラッキーに次ぐラッキーが働いた場合なので、たいてい一発屋で終わってしまうはず。自分の才能と時代のニーズがうまくあった時に来たチャンスを捕まえれば、まずは成功すると思うけど、問題はその後。その成功を長くキープするには、絶対に…
取材・文/佐藤裕美
この連載が1冊の本になって発売されました!
「不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝‼ 一条ゆかりの金言集」
おかげさまで大好評、たちまち重版に!!