YOJOとは「養生」のこと。気軽に楽しく続けたいから私たちはそれを「YOJO」と名づけました。
賢人の知恵が詰まったYOJOライフをのぞいてみましょう。
ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんが実践する4つのYOJOとは?
自分が気持ち良く楽しくないと続かない
自分好みのYOJOを見つけるのが大切
山本浩未さん Hiromi Yamamoto
profile
1964年生まれ。ヘア&メイクアップアーティスト。
資生堂ビューティークリエーション研究所を経て独立。
「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信、多数の連載を持つ。
美しく健康的なライフスタイルが世代を超え支持される。
50代向けの美容本が2月発売予定。
1.コリをほぐし、一日の終わりに体を「整える」
ストレッチポール、テニスボール、木のマッサージ器具は三種の神器。
毎日寝る前にポールの上でゴロゴロして姿勢をリセット。
テニスボールは足の裏、背中、腰などをちょうどよく刺激。
目下のお気に入りは家具職人が作った木のマッサージ器具。
広島の整体の先生のオリジナルで、ぬくもりがあり、先生の指で押されているのと同じ感覚に。
また、手首や足首や指、関節もくるくる回して、滞りを解消するのも日課です。
2.ずっと続けている昔からの習慣。足湯で「温める」
自分が気持ちよくて簡単なことでないと続かないので、
自分好みのYOJOを見つけるのが大切。
足がとても疲れやすいので、足湯はずっと続けているYOJO。
バケツにお湯と入浴剤を入れて、ソファに座って15~20分。
リラックスできてデトックス効果もあり、むくみも解消。体内の〝滞り〞を流すように心がけています。
自宅で執筆などの仕事をするときは足がすっぽり入る電気式の器具を愛用していて、
いつでも足先をポカポカにキープ。
3.肩甲骨が動くかをつねに意識。滞りを「流す」
30代の頃、体の調子が悪かったときにジムのトレーナーに
「山本さん、肩甲骨が埋まっていて、ここを動かさないとダメですよ」と言われたことが。
そこから奮起して、肩甲骨を動かし、胸を開くトレーニングを続けています。
どれくらい柔らかく動くかが、その日の自分のコンディションの目安に。
体を動かすのはどちらかというと苦手ですが、体が固まると自分がつらいので、
簡単なストレッチは、気がついたときに何度でも行います。
4.肌の調子もアップ。スチームタオルで目元、首筋を「温める」
数カ月前から始めた〝スチーム洗顔〞。
タオルをお湯で濡らして絞るだけなのでとにかく簡単。
あまりの気持ちよさとさっぱり感で毎日の日課に。
夜はクレンジングして拭き取り、朝はマスクを塗って10分放置し、拭き取るだけで洗顔完了。
泡洗顔をしないので肌は乾燥知らず。
洗顔以外にも目元や首を温めたり、疲れが取れる肘を温めたり。
タオルは厚すぎず、薄すぎず、柔らかくて湯含みのいい、
今治タオルの「ゆいわた」がお気に入り。
撮影/フルフォード海 取材・原文/島田ゆかり