自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第4章 これで安心して仕事ができる
第4章では、仕事や職場の様々な場面に応用できるツボを紹介します。
【デスクにいたまま健康法】
肩だけでなく、首にかけて痛みのあるこりを感じたことはありませんか?
今回は、ストレッチと組み合わせることでより効果が実感できる、なかなかとれにくい「首のこり」にきくツボをご紹介します。
首の痛みやこりには「頸頂点(ケイチョウテン)」というツボが有効です。肩こり知らずのツボとしてご紹介した「肩井(ケンセイ)」とあわせて活用すれば相乗効果が期待できます。
「頸頂点」の位置はイラストを参照して確かめたら、首の横をストレッチしながら押さえると、より効果的です。首を右に傾けながら、右の親指で左手のツボを、次に左に傾けたときは左の親指で右手のツボをゆっくり5秒間押さえながら揉みほぐすと良いでしょう。
足首から首にかけてツボとツボが繫がっていく経絡があるので、入浴中に足首を内回しや外回しをすることも、首の痛みを軽くするのに効果が期待できます。
ストレッチをしながら押さえるとより効果が感じられます!
「頸頂点(ケイチョウテン)」
「頸頂点」は、両手の甲側にあり、中指と人差し指の間から約2㎝手首に向かって下がった少しへこんだところが目安です。
親指でゆっくり5秒押さえ揉みほぐすのを交互に繰り返します。
【もっとイイネ!】
入浴時にバスタブに浸かりながら足首のもって、ゆっくり内回しや外回しをするのも、首のこりに効果があります。
次回は、使いすぎのため、「手首から指にかけての痛み」に効くツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子