こんにちは、南の島&秘境好きミーナです。
日本からスリランカ航空で行く、1度のフライトで2倍楽しい、セーシェル/スリランカの旅! セーシェルへはコロンボ経由で飛び、経由の前後どちらかでスリランカにストップオーバーして楽しんじゃおうという、欲張り旅をレポート中。セーシェル編に続き、スリランカ編をお届したいと思います。
インドの南に位置する、“光輝く島”を意味するスリランカ。その名のとおり、沿岸には黄金に輝くビーチ、内陸は熱帯の豊かな緑がいっぱい。紅茶の産地としても、有名ですよね。そして、最近ではスパ好き(アーユルヴェーダ)や遺跡好き(世界遺産)が大注目の国です。
今回はセーシェルのバカンスの後に、スリランカでもお楽しみをと目論んだミーナです。セーシェルから夕刻にスリランカ到着、そのまま向かったのは、アーユルヴェーダのリゾート「アーユピヤサ Ayu Piyasa」です。何年も前から美容・ヘルス系のライターさんから、“とにかくすっごくいいから”、と噂に聞いていたところ。編集部には、毎年訪れているというスタッフがいるくらい人気なんです。
スリランカのほぼ中央、スパイスの産地として有名なマータレー近郊にあります。緑が生い茂る広大な敷地には田んぼがあり、野菜やフルーツ、スパイスが育てられ、それら自家農園のオーガニック食材を使用した食事とアーユルヴェーダのトリートメントで、デトックス三昧しようというわけ。
朝は6時起床、ハーブお粥をいただいて、6:30ヨガへ。その後、朝食→トリートメント→12:00昼食→トリートメント→フリータイム(オプションで近郊へのツアーも)→19:00夕食→22:00就寝の、究極のヘルシーライフ。トリートメントを受けてるところは自分では撮影できなかったので、アーユルヴェーダやヨガの詳しいお話は、トラベルライター・美容ライターの井原美紀 さんのOurAgeコラム「たびたび美旅 30000マイル!」第3回/「プチ不調をアーユルヴェーダで癒すスリランカの旅 」をご覧になってください。
スリランカの伝統食、カリー&ライスが基本。そのカリーが、はんぱないおいしさ! 様々な野菜のカリーがあるのですが、使われているスパイスなどにより、どれも全く異なるおいしさなんです。サンボルという、ココナッツベースに玉ねぎのみじん切りやハーブ、カツオ節を混ぜた副菜が、これまたすごく美味でハマりました。島国のスリランカ、カツオ節をよく使うので、日本人には馴染みやすい味が多いです。
ヨガ後の朝食のスタートは、山盛りフルーツから。スリランカにはバナナが20種類以上もあるのだそう。中でも写真の赤バナナはスリランカの固有種で、スリランカでも希少で高価なもの。香りと味が、一段と濃厚。
毎食カリーを食べ続けても飽きないのです。野菜カリーがメインですが、チキンや魚のカリーも出ます。ライスは白米と赤米の2種類があり、ふつうに炊いたものや、ココナッツと混ぜて固めたもの、米粉を糸状にしたものなど、バリエーション豊かです。野菜にハーブやスパイス、滋味たっぷりで、本当にヘルシー。「アーユピヤサ」の意味は、ロングライフ。納得です。
朝が超苦手なミーナですが、頑張って6時起き、これまた体が硬くて苦手なヨガもやりました〜
森を歩いて行くヨガ道場は、見るからにパワーが宿ってそうな巨大な岩のふもとに。
アーユピヤサ Ayu Piyasa
http://www.ayupiyasa.com/index_j.html
「アーユピヤサ」のおこもりデトックス・ステイで心身共に浄化されたはずなのに、煩悩には勝てず、やっぱりコロンボでお買い物や観光がした〜い、ということに。コロンボでの滞在は、このシリーズの第1回目でご紹介した、「ジェットウイング コロンボ・セブン」がおすすめ。高級住宅街にありながらおしゃれなショップやカフェにも近い、ナイスなロケーションです。
コロンボ情報は、次ページに。
コロンボ探索、最初のお目当は「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ Paradise Road The Gallery Cafe」。あのジェフリー・バワ(※)が事務所として使っていた邸宅跡で、現在はスリランカの有名なインテリアショップ「パラダイス・ロード・スタジオ」が運営するカフェです。実は建築好きでもあるミーナ、バワ建築のカフェは絶対訪れたかったの。カフェ&レストランの他、バーコーナーや、「パラダイス・ロード・スタジオ」の小さなショップもあります。
通りから奥まった場所にある、エントランス。
狭い通路を抜けると、水をたたえた回廊が出現。ここが、何とも印象的。
アートが飾られていたり、アルコーブのソファ・スペースがあったり、いい感じなんです。
さらに奥に進むと、中庭と半屋外の飲食エリアが出現。緑いっぱいの中庭にいると、南国スリランカの暑さも少し和らぐ気が。この中庭も、お気に入り。東京にもこんなスペースがほしいな。「パラダイス・ロード・スタジオ」が得意とする白黒のファブリック使いがスタイリッシュです。
ライムジュースでビタミン補給、南国のUV対策にも一役? ランチには、野菜とキノコたっぷりのパスタをいただきました。こちら、東京に負けないおいしい食事ですが、お値段も東京並み。
ケーキのディスプレイもおしゃれでした。
※ジェフリー・バワ(1919年〜2003年没)/スリランカの天才建築家。直線的なデザインや自然を取り込んだ独特のスタイルはトロピカル建築と呼ばれ、後のアマンリゾーツなど、世界のリゾート建築に多大な影響を残した。
さて、こちらのカフェの近くには、もうひとつマスト・スポットが。
「パラダイス・ロード・スタジオ」と並ぶ、スリランカの人気インテリア・雑貨ショップの「ベアフット Barefoot」です(写真はカフェ側のエントランス)。「パラダイス・ロード・スタジオ」が、シックなモノトーン系なのに対して、こちらにはカラフルなファブリックや雑貨がたくさん。大きなショップで、インテリアものの他に、洋服やアクセサリー、スパ製品や書籍も。カフェもあります。撮影NGのためお見せできないのが残念ですが、ぜひ行ってみて。お土産っぽいものも、見つかりますよ。
バワつながりでもうひとつ、バワが設計した寺院にも行きました。
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ここも行きたいと思っていたところ。コロンボ市内にあるベイラ湖に浮かぶ寺院「シーマ・マラカヤ Seema Malakaya」です。屋根の勾配や格子状の壁など、直線的でシンプルなデザインがバワらしい、革新的な仏教建築。
桟橋を渡って訪れた境内からは、仏像と湖越しに近代的な高層建築が望め、今のスリランカを感じさせます。
夜のライトアップは華やかで、日中とはまた違った表情に。
スリランカもあと1日。続きは次回に。