強い骨プロジェクト⑪骨密度だけじゃない!骨の糖化に要注意!

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斎藤 充さん

東京慈恵会医科大学 整形外科学講座准教授・診療部長。厚生労働省薬事・食品衛生審議会専門委員。専門は膝関節外科、骨・軟骨代謝で、骨の糖化の研究を重ね、論文を多数発表

前回までは、アワエイジ世代に骨折が急増する理由をご紹介してきました。今回からは、骨密度だけではなく、骨質も大切であることをみていきます。

 

強い骨プロジェクト⑪

 

骨の強さは骨密度+骨質。
骨の糖化に要注意!

 

骨の強さを判定する指標として、よく知られているのは骨密度です。骨の中のカルシウムなどのミネラル量を測定する方法で、現在、骨粗しょう症の診断も骨密度で行われています。

 

「もちろん骨密度は重要ですが、実は骨の強さはそれだけではなく、“骨の質”も関係していることが明らかになっています」(斎藤充先生)

 

実際に骨密度が正常なのに、レントゲンを撮ったら、骨粗しょう症で骨折していた、薬で骨密度を増やしているのに、骨折を予防できなかった…という例がよくあるというのです。

 

「骨の質とは骨内のコラーゲンの質のこと。骨の構成成分というと、カルシウムのイメージですが、体積でいうと約50%はコラーゲンでできています」

 

骨を鉄筋コンクリートの建物にたとえると、コンクリートに相当するのがカルシウムなどのミネラル、鉄筋の役割を果たすのがコラーゲンです。コラーゲン架橋は鉄筋同士をつなぎ止める“梁”に当たります。確かに建物の場合も、コンクリートだけを増やしても、鉄筋がしっかりしていなければ強度は保てません。

 

 

次ページに続きます。

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第11回
強い骨プロジェクト⑪骨密度だけじゃない!骨の糖化に要注意!


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