股関節は体のどこにあって、どんなふうに動いているのか正しく答えることはできますか?
股関節についての理解を深めることが、トラブル予防につながります。
順を追って股関節の仕組みを学んでいきましょう!
まずは、股関節の最大の特徴をご説明していきます。
股関節、最大の特徴は「球関節」!
股関節は、奥深くにあって直接触れることができないせいか、
膝や肩に比べるとちょっと地味な存在。
でも、股関節は人間にはなくてはならない働きを持っています。
直立二足歩行で全体重を支えるという重要な役回りです。
まさに縁の下の力持ち!
股関節の最大の特徴は球関節ということ。
大腿骨(太ももの骨)の先端はボールのように丸くなっていて、
骨盤側にはこれをぴったり収めるお椀状の受け皿(臼蓋)があります。
このつなぎ目を安定させるよう、軟骨や関節包が取り囲み、
さらに靱帯や筋肉が包み込んでいます。
そして股関節につながる大小さまざまな筋肉が複雑に連携しながら、
股関節を自由に動かし、多様な動きを可能にしているのです。
●股関節の位置を正確に言えますか?
股関節とは、胴体と両脚をつないでいるジョイント部分のこと。
太もものつけ根、そけい部の奥に位置するため、
外側から触れることはできない場所です。
大腿骨の先端は丸い球状になっていて、
骨盤側にはこれを収めるお椀のような丸いくぼみ(臼蓋)があります。
右下の断面図を見ると、軟骨や関節液、関節包などに覆われ、守られていることがわかります
次回は股関節痛の原因となる「負荷」について学びましょう!
撮影/小山志麻 矢部ひとみ ヘア&メイク/木村三喜
構成・原文/蓮見則子