1カ月間のトライアル!
「ケトジェニックダイエット」 後半戦
ダイエット倶楽部・実践編、部員5名の「ケトジェニックダイエット」後半戦です。
ここで、おさらい。どのようなダイエットなのかはこれまでの連載をお読みください。
ケトジェニックダイエットの 仕組みその1 その2 実践法 実践編(前半)。
部員5名の挑戦の続きをお見せします!
●1週間経過! ケトン体回路、 全員スイッチON!
ダイエット開始から1週間。クリニックの血液検査にてケトン体の数値を測定すると、 全員がケトジェニック状態になっていました。また、数値や経過を見て のカウンセリングも。1週間で最低 でも1㎏、最高で2.4㎏減ったメンバーも。全員、無理なく続けられると判断して、続行の指令が出ました。
↑メンバーの1週間後の総ケトン体(単位μmol/l)。数字が3ケタならケトジェニック状態になり、脂肪が燃えているということ
●自宅でもケトン体チェックして、 モチベーションUP
脂肪が燃えているかどうかは、採血によって血液中のケトン体を調べるのが正確。 でも、おおよそでよければ尿でも簡単に調べられます。そのための「ケトン体試験紙」、部員に配ってみました。すると、毎日簡単にケトン体のレベルが手に取るように わかり、みんなの気合も上昇!
↑ケトン体の試験紙「ウロペーパー Ⅲ」。 尿をかけたあとの色の濃さで、ケトン体のレベルを判定するものです
●悪戦苦闘の食生活!?
ケトジェニック食の理想は、良質の食材を超シンプルな味つけでいただ くこと。着々とこなしているかに見 えた5名ですが、そろそろ「味つけが思いつかない」「肉に飽きた」「野菜がたくさん食べられない」「お菓子が食べた い」など、不満も。それでも、各自 の工夫で乗り切っています。
↑斎藤先生のアドバイスで、 皆さんがそのおいしさを発見したのがニュ ージーランド牧草牛。あまり売って いる店がないなか、麻布十番「日進 ワールドデリカテッセン」は種類も豊富。
↑ ほぼ毎日、お弁当だった高橋さんのランチ。肉、野菜、大豆、 海藻類といつもバランス抜群でした
↑食卓に、メインの肉料理がふたつ並 ぶなんていうことも多かった様子。 こちらは鉄分不足を解消するため、特にレバーをよく食べていた花村さんのある日の夕食
↑野菜嫌いの鈴木さんはサラダも苦手。その代わりに、 毎朝10種類以上の葉物野菜にレモ ンを加えてスムージーにしての見ました!
●中間報告を兼ね みんなで 牧草牛を食べに
南雲先生のプロデュースするお店 「ケンコウバル・サルー」に、ニュ ージーランド牧草牛を使ったメニューがあると聞いて、さっそくGO! 肉が嫌いだった勝山さんも、意外に 食べられるようになっていたことに 驚き。みんな男子顔負けの勢いで肉と野菜料理をいただきました!
↑ワインも少し飲んで、ダイエットの士気を高め合う (+愚痴もガンガン言い合う)メンバーたち。渋谷の「ケンコウバル・サルー」は、 この後移転し、7月14日、半蔵門駅近くのナグモクリニ ック内に新装開店しました
●メンバーそれぞれの秘策や工夫。 お助け食材たち
おやつに何を食べるか、小腹が空い たときどうするか、飽きない味つけは…など、悩みどころが多いケトジェニック・ダイエ ット。でも徐々に、タンパク質をたくさんとるための工夫、健康的な食材を選ぶ 目なども養われてきた様子。みんなの秘策や「コレに助けられた!」の中から、いくつか紹介しましょう。
↑花村さんの携帯おやつはいつも無調整豆乳+ナッ ツ。特にくるみとアーモンドがお気に入りで、可愛く模様をつけた小さな容器に入れて持ち歩いていました。ナッツ類はほぼ全員が利用していたイチバンのおやつ!
↑そんなにたくさん肉ばかり食べられないからと、乾燥大豆を煮て毎日タンパク源にして いたのは高橋さん。シンプルに煮てポン酢に浸して保存するのを基本に、いろいろな味付けで飽きない工夫も
↑コンビニのヘルシーおやつ(おつまみ系?!)もみんなの味方! できるだけ味付けの薄いものを選びます
↑肉嫌い! とあって、代わりに油揚げや厚揚げの消費率が高かった勝山さん。ほぼ毎日、この2つをいろんな料理に使いました。油揚げのピザなどは糖質オフ食として理想的。が、徐々に肉料理も食べられるようになっています!!
↑ケトジェニック・ダイエットにぜひ取り入れたいオメガ脂肪3系のオイル。特に亜麻仁油は全員が愛用していました
次回はいよいよ、メンバーの結果報告です!
取材・原文/蓮見則子