おしゃれだけど徹底した「冷えとり」スタイルを披露してくださった、スタイリストの鈴木えりこさん。ファッションに引き続き、日常での「冷えとり」の工夫、ミーナも参考にしたいです。
ファッション、エクササイズ、毎日の養生…
10人の「冷えとり」、パーフェクトリスト
女性の大敵、万病のもとといわれる「冷え」ですが、その場しのぎの対策で終わっている人も多いのでは!?
ここでは、冷えの改善に真剣に立ち向かう10人のアプローチをご紹介していきます。
それぞれのみなさんの「冷えとり」の方法を参考に、冷え知らずの健康ライフをぜひ手に入れてください!
今回は、スタイリスト鈴木えりこさんの「冷えない」生活の心得の2回めです。
冷えとり健康法を始めて以来、心身ともに健康になったという鈴木さん。そもそも、冷えとりを始めたきっかけは? どんなルールがあるのでしょうか?
無理なく、おしゃれに暮らしを楽しむ鈴木さんの冷えとり生活のこだわりの物、心がけていることをご紹介します!
■朝は1杯の白湯で体を温めてから行動開始
鈴木さんの一日は、白湯を飲むことからスタート。
「起き抜けに飲むことで、臓器の中に白湯が流れていくのがわかり、体が温まるのを実感します。白湯で体を起こしたあとに、スムージーやオートミールで朝食をとるのが毎朝のパターン。目を覚ますためにコーヒーを飲みますが、カフェインのとりすぎは胃腸の負担になるので、薄めのものを1杯だけ飲むようにしています」
■シルクとコットンの重ね履きで足元あったか
天然素材のシルクとコットンの靴下を交互に履くことで、通気性を確保しつつ、足元を温めることで巡りをよくして老廃物を排出してくれます。
■肌に触れるインナーは天然素材で心地よく
■抜群の履き心地とおしゃれ感を両立
「サボは撮影などで着脱が多い日に重宝しています。ダニエラ・グラジスはイタリアのデザイナーでゆったりファッションを作っている人。革が柔らかくて、とても履きやすい。コム デ ギャルソンの靴は、冷えとり生活を始める前から愛用していて、これで4足目。黒も持っています」
■食材や調味料は素材にこだわってチョイス
「以前友人に、塩はとても大事と教えられ、伊勢の岩戸旅館で作られている『岩戸の塩』をいただいて以来、ずっと愛用しています。オイルはオリーブオイルかごま油を使用。お気に入りのオイルはいくつかありますが、JASマーク入りのものから選んでいます。温野菜に塩とオリーブオイルをかけて食べると、それぞれのおいしさが引き立ちます」
■秋冬はレッグウォーマーやレギンスが大活躍
「寒い季節は、レッグウォーマーやレギンスをカバーソックスと同じ感覚で重ねます」
■湯たんぽでじんわり体の内側まで温めます
「陶器製の湯たんぽは床の上に置いて、足元を温めます。寝るときは、ベッドから落としても大丈夫なようにプラスチック製のものを使用。車で長時間移動する際や、家でもすごく体が冷えているときは足元に陶器製、お腹にプラスチック製のものを抱く2個使いで、とにかく足元とお腹を冷やさないようにしています」
■下半身に筋肉をつけて熱量を生み出す体へ
「下半身に筋肉をつけて、内側から熱量を生み出せるようになることも大切だと思います。自分の中にある、眠っている力を目覚めさせたいと思い、少し前からエクササイズを始めました。下半身を鍛えるマシンを使っているのですが、初めは20回くらいしかできずにびっくり(笑)。毎日やることで、少しずつできる回数を増やしています。朝食後か夜寝る前にするのが日課になりました」
profile
鈴木えりこさん
1965年生まれ。スタイリスト。ナチュラル系ファッション誌や広告などで活躍中。「冷えとりライフでは進藤義晴先生の『万病を治す冷えとり健康法』を参考にしています」
次回は、骨盤を中心に全身を整えていくオリジナルメソッド「ビューティ・ペルヴィス」考案者kyoさんの「冷え改善」プログラムをご紹介します。
撮影/洞澤佐智子(CROSSOVER) 取材・原文/蕨 康子