体の歪みを調整したら、いよいよ顔のコンディショニング。仰向けに寝て、頭や首が重力から解放された状態で行うのが理想的。最初は時間がかかりますが、ルーティンとして覚えてしまえば、ひと通り5分でできるのでお手軽です!
監修:kyoさん profile
1962年生まれ。ボディワークプロデューサー。フィットネスインストラクターとしての指導歴は30年以上。
2005年よりオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス」を展開。’15年にまったく新しいスタイルのスタジオ「b-i STYLE(ビィスタイル)」を外苑前にオープン。骨盤や骨盤底筋に特化した著書多数
顔を整える方法とは!?
kyo先生のプログラムでは、鎖骨から頭蓋骨までを「顔」と考えます。体のときと同じく、まずはこり固まった筋肉を「緩めてほぐす」ことから始めます。老化でたるんできた筋肉を引き締めるのはそのあと。続いて、首から鎖骨まわりをストレッチしてさらに整えていきましょう。
それではスタートです!
まずは表情筋を緩めます。手のひらを眉間の上に当て、「ずり圧」でグリグリとほぐすように
続いて、こめかみ周辺をほぐします。人差し指、中指、薬指の3本を使い、押してずらす要領で
頰骨の下に人差し指の側面を当て、ごく小さく振動を与えながら、少しずつ外側へずらしていきます
奥歯の嚙み合わせ部分に、握った手を当ててずり圧をかけます。両側から同時に押さえて
片手の親指をアイホールの際に引っかけ、片手はこめかみに当て、同時に押し上げます
アイホールの指はそのままに、人差し指を頰骨の下側へ当て、両手で頭蓋骨を押し上げます
頰骨の下に当てた指を頰骨に沿って3カ所を内側から外側へ、そのたびに強く押し上げます
アイホールの指はそのまま。片手で耳をつかみ、両手で上へ引っ張ります。ここまで左右とも同様に
耳のすぐ下の太い筋肉(胸鎖乳突筋)の根元だけをつかみ、柔らかくなるまでほぐします。両側とも
両手のひらを耳の下に当て、リンパに沿って下へゆっくり下ろし、老廃物を流します。反対側も
耳の後ろの頭蓋骨のきわに親指を入れて、あごを上げながら指で頭蓋骨を押し上げます
片手を反対側の肩へ置きます。肩は下へ、顔は横に倒し、引っ張り合いながら伸ばします。左右とも
片手を肩の前に置き、今度は顔を真横に向けて、それぞれ反対側に引っ張り合う要領で伸ばして
鎖骨に両手を置きます。手は下へ、あごは斜め上へ、反対に引っ張り合うのを感じながら伸ばします
そのまま、口を大きく開けて、最大に引き伸ばされる位置を探し、引っ張り合います
手はそのまま、あごを思いきり真上へ突き出して、最大限に伸ばします。ここまで左右とも同様に
次回は参加メンバー6人が片側だけコンディショニングにトライ!顔の左右でどんな違いが起きるのでしょうか!?
撮影/矢部ひとみ ヘア&メイク/井口直子 監修/kyo(b-i STYLE) 構成・原文/蓮見則子