小さな段差につまづいただけで、ソファーの脚に足の指をぶつけただけなのに…そんな、ほんのちょっとしたことで骨折してしまった、なんて話が多くなる40~50代女性。そこでアンケート調査(※)したところ、ビックリするような“こんなことで骨折”話がたくさん!あなたも決して他人事ではないはず。でも、40〜50代になると、なぜ“こんなことで骨折”しやすくなってしまうのでしょうか?
※OurAge上で募集、44~61歳の女性が回答
OurAge読者に聞いた、“こんなことで骨折”集
<episode1>
宝くじに当選し、浮かれてスキップをしたら、
左足首をひねってしまい骨折
「宝くじで3万円当選し、あまりにも浮かれていた夜のこと。帰宅して、駐車場から玄関までのわずかな距離をスキップしたところ、左足首をグキッとひねってしまいました。転びたくないという気持ちが働いてふんばってしまい、余計に力がかかったのでしょうか。痛いし、みるみる腫れて…。自分でも“骨折したな”ってわかりました」(52歳・医療関係)
<episode2>
畳んだ洗濯物につまづいて転び、
足の小指を骨折し、全治1カ月
「床に畳んで置いてあった洗濯物に足の小指を引っ掛けて転んでしまったら、みるみる腫れて、即病院へ。自分で運転して行きましたが、病院に着いた途端、歩けなくなり、車椅子で診察室へ運ばれました。診断の結果、足の小指の骨折が判明。完治まで1カ月ほどかかったと思います。洗濯物はすぐ片付けないとダメですね…」(41歳・アルバイト)
<episode3>
椅子に腰掛けようとしてバランスをくずし、
床に手を着いたら、手首を骨折
「春になり、冬の靴を磨いて片付けようとして、椅子に腰掛けようとした瞬間にバランスが崩れ、左手が先に地面に着き、その途端に手首の太い骨を骨折。めちゃくちゃ痛いのに、夫は私を起こそうともせず、倒れてる私が滑稽だったようで、写メを3枚も撮ってました(これがめちゃくちゃむかついた)。夫は“ただの打撲だよ”と言いましたが、病院に行ったところ、医者は私を見てすぐ“骨折です”と…(夫にまためちゃくちゃむかついた) 」(51歳・主婦)
<episode4>
加齢や疲れの蓄積のせいで、
肋軟骨(ろくなんこつ)を損傷し、笑っただけでも痛みが…
※肋軟骨…肋骨を胸骨に結び付けている軟骨のこと
「骨折ではないですが、加齢や仕事、日々の疲れの蓄積のせいで、肋軟骨損傷に!腕にグッと力を入れて体を支えたり、咳をしたり、深呼吸をしたり、笑ったりするだけでも痛くて…。病院で痛み止めと湿布をもらい、頑張って湿布で治療をしましたが、何をしても痛くなくなるまで、2カ月近くかかった気がします」(48歳・介護職)
OurAge読者の多くが体験!“こんなことで骨折”
上記のように、“こんなことで骨折”をするOurAge世代の女性が多数。ほかにも、「55歳から57歳の3年間に、足を4回骨折しました。それも全部違う部位」(57歳、専業主婦)、「風邪をひき、咳がなかなか治らずにいたら、わき腹に痛みが。病院に行ったら肋骨にヒビが入っていることが判明」(44歳、公務員)、「50歳のとき、外を歩いていて、足をグキっとひねったら骨折。治るまで1カ月かかりました」(59歳、自営業)など、ちょっとしたことで骨折し、それを繰り返してしまったりする人も少なくないようです。
読者のアンケート調査によると、以下のような結果も出ました。
骨折の平均年齢…51.2歳
今回、アンケートに協力してくれたOurAge読者の、骨折の平均年齢は、51.2歳。やはり更年期を迎えることが、骨折しやすくなる原因と考えられます。
骨折箇所のランキング(骨折経験のある25名の回答より)
1位 足の指 15名
2位 足の甲 4名
3位 肋骨 3名
骨を丈夫にするために行っていることは?
骨折を経験した読者の多くが、骨の重要性を認識し、骨を丈夫にする対策を取り入れているようです。最も多かったのが、「カルシウムの多いヨーグルト、納豆、きな粉などを毎日食べています」(52歳・契約社員)というように、食事に気をつけているという人。
また、「カルシウムの吸収を高めるビタミンDをつくるため、顔の日焼けには注意しながら、適度な日光浴を心がけています」(45歳・契約社員)という人も。そのほか、「つま先立ちをして思い切りかかとを落とす運動(かかとおとし)を毎日20回しています」(53歳・主婦)など、運動をしている人も多数。
“こんなことで骨折”が増える背景には、
加齢に伴う骨量の減少が…
40〜50代に、“こんなことで骨折”が増えていくのは、やはり、加齢とともに骨がもろくなっていくことが大きな原因と考えられます。【図1】でもわかるように、閉経を迎える50歳前後になると女性ホルモンの減少により、骨量はどんどん減っていきます。その一方で、【図2】でわかるように、ほぼ全世代の女性が、1日のカルシウム摂取推奨量に比べて実際の摂取量は低く、カルシウムが不足している状態。カルシウムは骨を作る材料となるので、不足していると骨量は減って、骨粗鬆症になるリスクも高まり、“こんなことで骨折”を招く原因にも。“人生100年時代”と言われるこの時代だからこそ、自立して生活できる“健康寿命”を延ばすために、OurAge世代の今のうちからカルシウムを補うことを習慣にしたいものです。
加齢による骨量の推移。閉経を期に急速に骨量が落ちることがわかる
カルシウムを効率よく補うには?
これまでご紹介したように、OurAge読者の中には、カルシウムや、その吸収を高めるビタミンDを含む食品を意識してとっている人も多いようです。ただ、食事だけではなかなか補いきれないので、医薬品などを利用してカルシウムやビタミンDを補うのもよい方法。骨がもろくなると、姿勢が悪くなったり、身長の縮みなども招くと言われ、背中の曲がりは、老けた印象にもつながります。若々しさをキープするためにも丈夫な骨を育てて、“骨から美しく”を目指しましょう。
カルシウム補給ができる医薬品のカタセシリーズとは?
食事からだけでは、なかなか十分な量を摂取できないカルシウム。医薬品のカタセシリーズなら、効率よくカルシウムを補給できます。
左から
カタセ錠:酸性体質、虚弱体質、栄養補給、妊産婦および授乳期の栄養補給。【第3類医薬品】
カタセ錠A:虚弱体質、腺病質の骨歯の発育促進。【第3類医薬品】
カタセ錠D3:妊娠・授乳期、発育期、老年期のカルシウムの補給。【第2類医薬品】
「40代からの“骨”事情」第1回
“奇跡の40代”竹中友紀子さん(モデル・女優)の“美姿勢”を支える習慣とは!?
お問い合わせ先/全薬工業株式会社 https://www.zenyaku.co.jp
撮影/山田英博 イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/和田美穂