子宮筋腫の受診。こんな「あるある」どうすれば?
●緊張してうまく話せない
白衣を着ている医師は、どうしても偉そうに見えてしまうもの。一人の人間と割りきって向き合いましょう。自分の伝えたいことや聞きたいことをメモして行き、見ながらであれば話し忘れもないと自信が持てます!
●内診が怖い、恥ずかしい
婦人科の診察台にのるのが初めての場合や、性的なトラウマ、診察でのトラウマ体験があると、怖いと感じてしまいます。医師も看護師も話しかけてくれるので、力を抜いてリラックスできればきっと大丈夫です。
●医師が顔を見てくれない
PC画面に向かったままの医師も確かにいます。でも、入力に必死なのかもしれないし気がついていないのかも。指摘してみると意外と態度も変わるかもしれません。それでもダメなら受付の人などに相談してみては?
●話が難しすぎて理解できない
初めて聞く単語が頭に入ってこないのはみんな同じ。できればキーワードだけでもメモしましょう。または録音してあとから聞き直すのもありです。でも、事前に「録音していいですか?」と聞くのを忘れずに。
●セカンドオピニオンを言い出せない
セカンドオピニオンを受けることは、今や当然のこと。担当医との信頼関係を壊すことではありません。言い出しにくいから内緒でほかへ…というほうがNG。もっと自分を大切に、自信を持って行動しましょう。
●男性医師に当たるのが不安
地域によっては婦人科が少なく、医師を選べないことも。男性に当たると嫌という人がいる反面、男性医師のほうが優しいという意見も。内診にしても医師側は“患部”としてしか見ていないので安心して!
EPISODE
よい医師と出会うには?<私の場合>
●都内の医師とオンライン診療
受診したい医師が東京にいたけれど、コロナ禍で行けないのでオンライン診療を受けました。薬物療法について初めて聞き、とても助かりました。
●地方だと医師は選べない?
本や雑誌に登場するような婦人科医は私の住む地域には皆無。と思っていたら、スゴ腕女医さんがいました。最近は地方にも増えているようですね。
●大学病院は通えないところ
大学病院で筋腫を摘出して数年。更年期の症状で受診しようとしたら、かかりつけ医を紹介しますとのこと。大学病院では取り合わないことに驚き。
【教えていただいた方】
日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。女性医療や女性ヘルスケア領域の確立に尽力
構成・原文/蓮見則子