コロナ禍の中、リモート化が多方面で促進した反面、最近はその反動が取り沙汰されていますね。
この機に郊外に移住する人が増え、一気に「New Normal」という新しいライフスタイルに移行するという意見もありましたが、そういう現象は起こっていないようです。
日本は現時点でコロナの感染数は比較的抑えられているので、政府主導の経済対策である旅や外食の「Go to 」キャンペーンが盛り上がりをみせていますね。
皆さんも利用されましたか?
また来年のオリンピック開催に向けて、海外との移動の門戸を開く試みや、イベントの参加人数を増加させる試みなど手探りながら色々と進めているようです。
ところが海外は事情が違います。
第二波の到来で大変な状況、特にヨーロッパは深刻です。第一波では健闘したドイツも一日5000人以上の新規感染者にお手上げ状態、フランスは夜間外出禁止令がでました。
春の厳しい規制の反動でいつも以上に夏のバカンスを謳歌した後の寒さの到来。
第二波の予想はされていたものの、WHOは「北半球は重大な岐路に立っている」と表明しています。
日本もこれから寒くなり、室内にいることが多くなってきます。経済を回しながら、感染を抑える!成熟国家日本のこの冬の挑戦です!!
皆様、頑張りましょうね。
ということでやはりリモートをより理解することは、今後の我々の生活には切り離せないようです。リアルとリモート、共に楽しむことが出来ればパイが広がります。
友人のお父様は御年90才、インターネットが得意なので、海外旅行で娘夫婦が仕事で出かけた夜は「ホテルでご飯食べてね」というアドバイスに従わず、ホテルから歩いて行ける評判の良い店を自分で探して予約、言葉がしゃべれなくてもgoogle mapを使って、日本語の誘導でお店に到着。Face to Face になればお父様のもの。日本からたった一人で予約をしてきた超高齢者に驚愕と尊敬の念を抱き、最高のサービスを提供します。このお父様、オペラがご趣味で海外のチケットも翻訳機能を使って、全部自分で予約なさるそう。リアルをリモートが食うのではなく、リモートを自在に使えることで熟年から高齢者へのライフはどんどん変化し、充実するのではないかと思っています。お父様のような方は今は稀有な存在ですが、我々がリモートを毛嫌いせず、上手に生活に採り入れていけば、いくつになっても人の手を借りることなく多くのことが出来る様になります。
3人に一人が65才以上の時代に、高齢者を社会的弱者と定義したら世の中が回らなくなります。
だから年齢による甘えは許されない社会に。
Positive Active Creative・・・PACな熟年、抗コロナと共にやり抜きましょうね。