2023年11月、ほうれん草やルッコラ、水菜、青梗菜などの葉物野菜の種と、ニンニクと玉ねぎの苗を植えました。
この冬は例年以上に暖かかったからか、野菜たちの成長の早さは薄々感じていたものの、2月半ばにして20度超え!なんて日もあり、パオパオ(と呼ばれる不織布)をめくってみると・・
まるで満員電車並みの混み具合!
まだまだ先だと思っていた間引きサイズではなく、食べどきなサイズばかりがぎっちり!
パオパオは保湿保温、害虫や風などから守る効果があるので、その中で無事に育ってね・・と見守り応援してきていたけど、まさかこんなだとは!
冬野菜があらかた終わって寂しい畑・・と思っていたけど思わぬ嬉しい悲鳴でワシワシ収穫。
(翌日、小松菜、にんじん、大根、油揚げなどでビビンパ丼ランチに!
太陽をたくさん感じたおかげか、小松菜そもそもの味がとても濃いように感じました)
一方、パオパオをめくって驚きの悲鳴を上げたのはこちら、どうなっているか分かりますか?
そう、葉物と共に植えたニンニク&玉ねぎの苗が隠れて見えないほど、ホトケノザやオオイヌノフグリが一面に!
マルチと呼ばれる黒いシートは地温が下がるのを防ぐ効果とともに、雑草予防のためにも敷くイメージがあったのに、これでは苗ではなく草が元気に育つための応援シート状態(涙)。
ああ全く・・飲み込まれてる・・・、
なんなら苗と仲良くなっちゃってるんじゃないかな?な近さすぎて、先日読んだ“雑草あり農法”の記事が頭に浮かび、「このままでも?」なんて、“見て見ぬふり農法”にトライ!とも思ったりしたものの、野菜が健やかに育つための土からの養分が、食用としない草に持っていかれるのはなんだか悔しいなあ・・と我に返り、除草決定。
とはいえさよならする前に、彼らも一生懸命芽生えたので、その姿をしっかり鑑賞。
小さな可愛らしいホトケノザ、調べると花言葉はなんと「小さな幸せ」!
かつて自分で歌詞を書いたシングル曲に同タイトルがあるとなると、抜きにくくなっちゃった・・けど、屈んで、手袋はめて作業スタート!
土の中では苗より草の根の方が広がっているらしく、力任せに抜くと苗も釣られて持っていかれるので、ひと穴ごと苗を軽く押さえから、草を掴んで引っこ抜いて。
時々その草の傍から慌てて飛び出してきたてんとう虫に謝りつつ、一人集中して作業を進めた結果、1時間ほどで完了!
間違えて苗を抜いてしまうことなく、草取りが出来た達成感は、苗を植えた時より得られたような!
雑草全てが悪ではないけれど、抜いたおかげで順調に育っている玉ねぎの姿も確認出来たりもして、“見て見ぬふり農法”に変えなくて良かったとも。
あらゆる農法がある中、お借りしているスペースが綺麗であること、また野菜たちの健やかな姿が一目で分かる環境が好きな性格なのかも・・なんてことにも気付かされました。
野菜を育てるには体を折り曲げたり屈んだり、なかなかに痺れる姿勢が多かったりもするけれど、その分食べた時には「味のお返事」が届くので、お世話を続けることが出来るのかもしれません。
この春で野菜作りは13年目突入、まだまだ「畑からこんにちは!」が言えるよう、しっかり頑張りたいと思います!
加藤紀子
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