■自分の実力をキープするだけでは、どんどん「古い人」になっていく。 時代の流れと同じだけ進まなければ「変わらないね」「いつも同じね」と言われてしまう
これは私が19歳のときに思ったことです。マンガ家が集まるパーティに行ったとき、大先輩のマンガ家さんがこう愚痴るのを聞いたんですね。「前はあんなにチヤホヤしてくれたのに、ちょっと人気がなくなったからって編集部の人はひどい!」「私はずっと同じように努力しているのに!!」と。
それを聞いて、「同じ努力だけだからよ」と思ってしまいました。あなたが同じだけ努力していたとしても、時代はどんどん進んでいるのだから、そのぶん取り残されてしまうのだと。…続きはコチラ
「プライド」コーラス2007年4月号扉
■ものを作る人は、男女を問わず”女々しさ”が必要。 女々しさがないと土壇場での粘りが出ません
「女々しさ」とは、「女らしさ」とは違います。女子特有の粘着気質というか、うじうじとした感じ。要はしつこさですね(笑)。
クリエイターには、この女々しさがすごく大事なんですね。さっぱりしちゃうと、細かいところが見過ごされるというか、「ま、いっか!!」とおおざっぱになっちゃう。「これって、どうしてこうなるんだろう?」と延々と考えたり、「この人は、こう考えるかな、いや、こうかもしれない」と繊細な心の動きを想像したり、「Aならこうだけど、Bならこうだな」って、いろいろなバターンを想定したり。最後まで、うじうじとしつこく粘るから完成度の高いものができるし、「どうでもいい」と諦めないから目的を達成できるんですね。…続きはコチラ
「おいしい男の作り方」集英社文庫(コミック版)
■脳をリラックスさせたときに、ひらめきは生まれる
この前、YouTubeを見ていたら、いいアイディアを出すコツは、脳を休ませることだという話をやっていたんですね。必死に考えているときには、いいアイディアは生まれないけれど、ボーッとして脳をリラックスさせていると、脳も休むのかと思いきやなんと!活性化するという論文なのよ。
それを聞いて、「私、それやってたわ!」と思いましたね。マンガ誌で連載を持っていた現役時代、ネーム(ストーリー)がなかなか出ないとき、机に座って自分を追い込んでも、ただつらくて焦るだけで全然いいアイディアが出てこないのよ。…続きはコチラ
「有閑倶楽部」集英社文庫<コミック版>
■成功の秘訣はどんなにみっともなくても与えられたチャンスに食らいつくこと。その道の一流の裏と表を知ること
長い間、いろんな人を見てきて思うのは、「ここはちゃんとやらなくちゃダメよ」っていう時が人生には何回かあるんだけど、それを見逃す人の多いこと!! 「今こそやるべき時だろう!」と思うのにチャンスに気づかなかったり、尻込みしたり、プライドが高くてくらいつけなかったり。あ~、もったいない!! って思います。…続きはコチラ
「プライド」
■ただ飯ほど、高いものはない
言葉の通りですね。とくに付け足すことはありません(笑)。よく言われることだし、みんなもわかっていると思うけど、それでも人間、おいしい話に弱いのよね。…続きはコチラ
「Rose」特典 描き下ろしポスター
■3年、7年、21年、40年が「成功への方程式」…かも
これはみんなに当てはまるとは限らないけど、私がデビュー当時から目標にしていた数字です。
まず仕事を始めた当初って、少々失敗しても「新人ですから」と言い訳できる時期があると思うんだけど、それで許されるのは、デビューして”3年”ぐらいまでだなと思っていました。…続きはコチラ
「プライド」
いかがでしたか?まだまだ珠玉の名言はたくさん!もう一度まとめて読み直してみませんか?
一条先生の“愛のムチ”で、毎日を楽しく乗り切ってください!
取材・文/佐藤裕美