こんにちは、ミーナです。
いま注目されている、乳酸菌。
巷には、様々な種類の乳酸菌が入った、多種多様のヨーグルト、ドリンク、食品、サプリ・・・などがありますよね。健康によさそうと思いながら、どれをどう摂ったらいいのか、わからないとお悩みの方に、
乳酸菌の効果に関する記事を2回に分けてご紹介させていただきした。
乳酸菌の働きを知ろう Part1 便秘予防・肌荒れ改善・免疫力強化ほか
乳酸菌の働きを知ろう Part2 花粉症予防、高血圧予防、ダイエット効果ほか
でも、もっと知りたい! というみなさまにお応えして、乳酸菌に関する
知っているようで知らない、素朴な疑問を集めたQ&Aを、3回に分けてお届けします。
乳酸菌を効果的に摂取してキレイと元気に役立ててくださいね。
みんなの疑問解決Q&A
もっと知りたい、とりたい! 乳酸菌
1回目は、乳酸菌の種類や効能についてのQ&Aです。
乳酸菌のさまざまな健康パワーをより発揮させるために、その特性をしっかり押さえておきましょう。
Q1
そもそも乳酸菌って何?
どんな種類があるの?
A
乳酸菌とは「乳酸」を多量に作り出す菌の総称です。自然界にはおよそ600種類以上もの乳酸菌が存在しますが、その種類を大きく分けると3つです。
①棒状の形をしている「乳酸桿菌」、②球状の「乳酸球菌」、③増殖する際にV字やY字に枝分かれする「ビフィズス菌」があります(近年、ビフィズス菌は乳酸菌と区別されるようになってきていますが、一般的には乳酸菌の仲間とされることが多い)。
乳酸菌は発酵によって食品の味をよくしたり、保存性を高めたり、その力が人々の食生活の支えとなってきました。と同時に、摂取することで人間の健康維持にも大きな働きをします。
①乳酸桿菌(ラクトバチルス)
棒状の形が特徴。おもに小腸に棲み、腸管免疫力を高めたり、有害物質を減らしたりします。胃でピロリ菌に対抗する菌もあります。
②乳酸球菌(ラクトコッカス)
球状の乳酸菌。コレステロールを下げたり、免疫力を高めたりします。小さいので一度にたくさんの数を摂取できます。
③ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム)
増殖する際にV字やY字に枝分かれします。おもに大腸に棲み、腸の動きをよくして便秘を防ぎ、病原菌を追い出し下痢を防ぎます。
Q2
乳酸菌が「健康維持に欠かせない」 と言われるのはなぜ?
A
乳酸菌には、腸内環境を良好に保つ優れた働きがあります。腸は私たちの健康を司る器官。腸内環境を整えることは全身の健康維持につながります。
例えば、「腸は第二の脳」といわれ、脳に中枢神経があるのと同様、腸には腸神経系という独自のシステムが備わっています。このふたつの神経系は互いに影響し合っており、腸内環境の悪化は脳の働きにも悪影響を及ぼします。
また、腸には全身の免疫細胞の60〜80%が集中しており、人体最大の免疫器官と呼ばれています。腸の状態がいいと免疫バランスが整い、アレルギーを抑え、ウイルスやがんに対する抵抗力も高まります。
監修:後藤利夫さん
新宿大腸クリニック院長
一般 社団法人食と健康推進協会顧問
4万件以上の大腸内視鏡検査を 行ってきた大腸のエキスパート
著書に『腸をきれいにする特効 法101』 (主婦と生活社)など多数
大腸がんのインターネット無料 相談実施中
次回は、乳酸菌が含まれている食品とその働きのQ&Aをご紹介しますね。
イラスト/かくたりかこ 構成・原文/瀬戸由美子
参考文献/後藤利夫『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館、2011年)
沼津りえさんの 「乳酸菌を育てるレシピ」も、 ご紹介しています。
レシピの 1回目、2回目、3回目、4回目、5回目、6回目、7回目、8回目、9回目、 はこちらから。