≪お腹と背中の更年期脂肪撃退編≫
「アンジュレーション」でお腹と背中をスッキリ!!
更年期脂肪・・・嫌な言葉である。
しかし実際、確かにそのような脂肪が、閉経後、背中とお腹につきがちだ。
「ベリーダンス健康法」でたびたび、上半身をうねうね動かしているときはスッキリしていても、休むと途端にぶよぶよしてくる。
我がサロン、シークレットロータスでは「お腹痩せコース」を設置し、一カ月一万円来放題で、確実に結果を出して来た。
お腹と背中は表裏一体なので、お腹を引き締めると自ずと、背中も引き締まって来る。
そこで今回は、アンジュレーションという動きを紹介しよう。
上半身をくねくねさせるのだ。くねくねさせる動きは、まず日本人女性としてはハシタナイという印象で、生まれてこのかた半世紀、一度もやったことがない人も多いだろう。
が、実は、お産のときに出る自然な動きだというのだ。モロッコのある村では、女たちが大きいテントに集まり、輪になってお産を応援するという風習が、何十年か前まであったそうな。
真ん中に産気づいた妊婦が、カフタンというロングドレスを着て、中はすっぽんぽん。
テントの真ん中に掘られた穴には柔らかいムートンが敷かれていて、踊りながらそこに産み落とすというのだ。
これがカフタン。着てみました。
日本でも古に、天井の梁から吊るした紐につかまって、立ってお産をする風習があった。
まあ地球の重力を考えれば、妥当な産み方だ。現代のお産は、取り上げる側に便利な体位であって、お産する人には不自然なものだという。
よってこの動きアンジュレーションは、妊婦さんにはご法度。
なんせ、お産時の自然な蠕動運動に類似しているので、産まれちゃうからね。あ、便秘の人はこの動きをするといきなり出る、という事例も出ている。
さあ、やってみよう。胸を縦に回すのだが、いきなりは無理なので、
①胸を前に出す
イラスト/横森理香
②胸を上に突き上げる
③背中を後ろに突き出す
④下にストンとおとす。
親指は腰骨のところにつけておき、手の甲は正面に。
⑤胸が動いてきたら、①から④の四点をつなげて、胸で縦の円を描く。
胸を前に出すときは背中で押し、突き上げるときはお腹を吸い上げて、さらに背中の力も使って突き上げる。息は吸いながら。
後ろに回すときは、息をふーっと吐きながら、胸とお腹をへっこめて、自分の胸と背中を後ろに押し出す。
最初はうまくいかなくても、徐々に腹筋がついてくると、お腹がペッちゃんこになるまでへっこませることが出来るようになって来る。
お腹が出てても、必要な時にへっこませることが出来れば上等ではないかw
★アンジュレーション★
さあ、一緒にやってみましょう!!
ゆっくりと8回。
音楽に合わせてやると、動きがよくなって、どんどんやりたくなるはずです。
★夏のすっきりベリーエクササイズはここまでで終了です。
さて、ここまでのエクササイズをおさらい。①～⑧のエクササイズをしてから
今回のアンジュレーションをやってみてくださいね。
①基本の腰回しを8回、
②横の8の字腰回しを、右回し、左回しそれぞれ8回。
③縦の8の字内回しを8回。
④縦の8の字外回しを8回。
⑤ヒップドロップをゆっくり左右4回ずつ。早いテンポで左右8回ずつ。
⑥チェストサークルを左回し、右回し8回ずつ。
⑦ショルダーロールを前回し8回、後ろ回し8回。
⑧スネークアームスを8回。⑨アンジュレーションを8回。
ゆっくり呼吸しながら、自分のペースで毎日続けてみましょう!!
お腹も背中も、だんだんすっきりしてきますよ。
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