アメリカで大ヒットの映画「 Barbie(バービー)」、あちらではBarbie Pinkに身を包んで友人達と観に行くのがトレンド。そう聞きつけた私は「60代でも颯爽とPink」「60代はリアルバービー世代」という思いで、サロンメンバーだけではなく、SNSでも呼びかけてお盆の8/16に「Madam Barbie in Pink」というイベントを開催しました。
The Fujiyama Sistersのメンバーを含めると何と20人以上のMadamが六本木ヒルズシネマに集合!半分位は当日そこで初めてお目にかかる方でした。でも皆さんPinkだからすぐ分かる。そして女性同士、あっという間に会話が弾む。女性のコミュニケーション能力って素晴らしいと改めて感心です。
Pinkって不思議な色、とってもテンションが上がるだけではなく、幸せで優しい気持ちにしてくれる。
でも実は映画「Barbie」は、あまり好きではありませんでした。アメリカでは大ヒットでも海外ではそうでもないかもしれないという気がしました。だって今のアメリカの価値観を全面に出して、それが世界の正義だと言わんばかりだから。アメリカで女性に参政権が与えられたのは1920年ですが、この時は白人女性にのみ。全てのアメリカ国民女性に参政権が与えられたのは何と1965年、45年後です。日本は女性が参政権を得るのは1946年と遅れましたが、アメリカのような国内の差別はなかった。この辺の国の歴史の違いも映画の内容を支配しているのかもしれません。
日本で問題になった原爆については、アメリカで同時公開だった原爆の父といわれるオッペンハイマーの映画(日本未公開)といっしょに盛り上げようとした一般ユーザーたちが、バービーときのこ雲を組み合わせたビジュアルをSNSに投稿したことが発端。原爆投下に対する歴史認識の違いを、改めて考えさせられました。
それまではお人形と言えば子供の形だったのに、超グラマーで最新ファッションを着こなす人形の登場は我々リアルBarbie世代にはセンセーショナルでした。そんなBarbieは「科学者にも、宇宙飛行士にも、起業家にも、大統領にもなれる。女性の可能性は無限だと示すフェミニズムの象徴だった」。映画についていけるのはこの辺までだったのです。
参加者の皆様、大人ですから「とにかくPinkでこんなにたくさん集まった事なんかなかったので最高に楽しかった!」と言ってくださり、イベントの評判は上々。
その後のSNSでは何百という「いいね」や「素敵」というコメントを頂きました。
大人の女性が思い切り自己解放出来たり、自己表現出来る機会を、私のサロンやThe Fujiyama Sistersで、これからも作っていきたいと思っています。
それにしてもMadam Barbie in Pink・・・・壮観でしょう(笑)