朝起きぬけの顔を見て、誰これ?! と思ってドキ!! これが「たるみ」!?と、鏡の前で愕然とすることも増えてきた、くみくみです。
今回ご登場の阿川佐和子さんは、ほんとうに表情豊かで、頬の筋肉もよく動く方。それでも顔筋ピラティスのあいうえおをやっていただくと、眉が動いたり、口角あたりに力が入ったりしちゃうので、思わず「アイーン!!」
ほんとうにキュートです!!! 「いかに顔に使ってない筋肉があるかよくわかりました。最初はけっこう難しい!でも確かにやると効きますね。私はひとつくらいやるのがせいぜいだけど!」と明るくコメントしてくださいました。
やらなきゃと思い過ぎないで、出来ることだけね、ってその姿勢もまた潔くて、心の健康にもいい感じ。さすがでした~というわけで、今日は阿川さんの巻をご紹介します!
30代までは美容の悩みといえば、シワやシミがダントツだったのに、
45歳を過ぎたあたりから急浮上してくるのが「たるみ」!
MyAge 2014 Summer号では、阿川佐和子さんが翻訳した『首のたるみが気になるの』よろしく、女性が〝老いていく〞ことを大解剖!
顔、体、心…MyAge/OurAge世代が悩む、「たるみ」の解消に、あの手この手で迫ります!
なかでも、フェイスラインのゆるみや二重あごなど顔の「たるみ」 の原因となるのは顔の筋肉の衰え。
すっきりしたフェイスラインを維持するため、顔の筋肉を効果的に鍛えることができるというのが是枝伸子先生提案の「顔筋ピラティス」です。
気になるところはつねに〝意識する〞ことが大切です
今回、『首のたるみが気になるの』というドキッとするタイトルの大ヒットエッセイ翻訳を手がける阿川佐和子さんにも、「顔筋ピラティス」を体験していただきました。
ノーラ・エフロン
『首のたるみが気になるの』
とはいえ、阿川さんご自身は、とても美しい首の持ち主で、「たるみ」の悩みとは無縁に感じます。
その秘訣は?
「たいしたことをやっていませんが、美容家の故・田中宥久子さんに教わった首マッサージだけは毎日実践しています。
顔にクリームを塗るときに、首までのばして、左右の手で交互に耳のつけ根からあご下のラインにそって逆側のつけ根までさすります。これだけ。
あとは高い枕が苦手なので、ごく低いものを愛用していることも関係があるかしら…」
仕事柄、美容に関する知識も豊富と思われますが、意外と頓着しない様子。
「あれもこれもだとイヤになるけれど、ひとつくらいなら実践できる。
大切なのは〝意識する〞こと。
例えば、私は腰痛持ちなので、歩くときはおへそを〝意識して〞力を入れ、天井から吊られているような姿勢を維持するようにしています。
今回、教わった顔筋ピラティスも、頰の筋肉が大切。
それを知っていて、日常的に〝意識する〞習慣がつけば、随分と違うはずです」
阿川さんの「顔筋ピラティス」体験の様子はこちら。
before
あごや首のたるみがほとんどない阿川さんですが、
わずかにフェイスラインに緩みがあります。
右)阿川さんも顔筋トレーニングを実践。
表情をつくるとき、おでこが一緒に動いてしまう癖がありました。
左)顔のどこの筋肉を使っているかを意識することが大事。
「頰の筋肉だけを使うってすごく難しい」
アイ~ン!の一歩手前の表情の阿川さん。なんだかキュートですよね。
after
顔筋トレーニングを数分行っただけで、フェイスラインの凸凹が解消。
肌のハリがアップしました。
若づくりのキレイではなく、年齢にふさわしいキレイを目指して
顔筋ピラティスも楽しみながら取り組んでくれた阿川さん。
「気持ちのあり方が表情に表れ、やがてそれがその人の顔になる。いつも否定的な人は口角が下がりがち。
アンチエイジングが叫ばれているけれど、花だってずっとつぼみでいるのが無理なように、
年齢を重ねているのに、顔だけ赤ちゃん肌だったら不自然。
考えすぎず、なにより毎日楽しく、前向きに暮らすのが一番ですね」
阿川佐和子 Sawako Agawa
1953年生まれ。作家・エッセイスト。
テレビや執筆で幅広く活躍。
’99年にふみとの共著『ああ言えばこう食う』(集英社)で講談社エッセイ賞、
2000年『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞を受賞。
’12年『聞く力 心をひらく35のヒント』(文春新書)はミリオンセラーに。
取材・原文/山村浩子
撮影/板野賢治 ヘア&メイク/田中舞子(VANITES) スタイリスト/中村抽里
「顔筋ピラティス」について詳しく知りたい方は、
及び
こちらの動画
をぜひご覧ください!